9月20日・21日に開催された岡崎ハレ舞台のイベントで、岡崎ときあかりが行われました。
岡崎界隈が盛り上がった「岡崎ハレ舞台」。今年はアニメ関連のイベントも強化される中、夜には京都市美術館にプロジェクションマッピングが投影される「岡崎ときあかり」が行われました。このイベントは2011年に初めて実施されたもので、昼間とは異なる夜の魅力を提案しようと、平安神宮の大鳥居のライトアップや、プロジェクションマッピングが目玉になっています。副題は「あかりとアートのプロムナード」です。
昨年までは10月下旬に行われていましたが、今年から岡崎レッドカーペットの時期に合わせて「岡崎ハレ舞台」の一環として行われるようになりました。10月の夜だと少し寒いので、これでよいかもしれませんね。なお、2013年は接近してきた台風により中止となり、後日、プロジェクションマッピングの投影のみ行われていました。「岡崎ときあかり」としての開催は2年ぶりとなります。
平安神宮の大鳥居は常にライトアップはされておらず、夜空に浮かぶ姿を目にできるのは大変貴重な機会です。やはり何度見ても美しい。高さは24mで、堂々たる存在感があります。2012年の時はたまたま「十三夜」とも重なり、一人で喜びながら月と一緒に写真を撮ったことを思い出します。この日も、訪れるたくさんの方を魅了していました。なお、今年は平安神宮でライブもあるためか、応天門はライトアップされていませんでした。
そして最も人を集めていたのが、京都市美術館でのプロジェクションマッピング。建物に芸術的な映像を投影するもので、近年各地で人気を博しています。昨年からプロジェクションマッピングの実践講座を受けたクリエイターの作品がコンペティションとして投影されるようになりました。様々な作品を楽しめるという意味ではよいですが、個人的には玉石混交といった印象でした(芸術は個々の感性ですのであしからず)。
ただ、多くの方が見に来ているという部分では成功だったでしょう。岡崎ときあかりのイベントが始まった2011年は雨で、私が見る限り人はとても少なかったです。2012年にプロジェクションマッピングが始まっても、まだ人は少なめでしたが、1年を置いて今年はたいへん盛況で、綺麗に見えるエリアは場所取りをしていないと立つことができませんでした。レッドカーペットも夜まで様々なイベントが行われていたので、全体として盛り上がっていたように思います。最初から見ている一人として感慨深いものがありました。このまま来年以降も開催されて、秋の恒例行事として定着して行ってくれると嬉しいですね。
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ガイドのご紹介
吉村 晋弥(よしむら しんや)
気象予報士として10年以上。第5回京都検定にて回の最年少で1級に合格。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。2011年秋は京都の紅葉約250カ所、2012年春は京都の桜約200カ所を巡る。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。特技はお箏の演奏。