秋の城南宮 平安の庭の苔

城南宮 平安の庭
先日、城南宮の神苑を訪れる機会がありました。

城南宮 春の山城南宮の神苑は楽水苑と呼ばれ、源氏物語に登場するほとんど全ての草木花が総勢100種以上も植えられていることから「源氏物語 花の庭」とも称されているお庭です。春先には神苑の一つ「春の庭」に見事なしだれ梅が咲き誇り、桜と見まごうような春爛漫の風景を見せてくれます。他にも「平安の庭」「室町の庭」「桃山の庭」「城南離宮の庭」と、雰囲気の異なる様々な顔を持つ見ごたえのあるお庭。作庭したのは、昭和の小堀遠州とも言われる中根金作で、京都では妙心寺の退蔵院や三室戸寺、全国的には島根県・足立美術館のお庭が知られています。

城南宮 平安の庭先日訪れた時は、平安の庭の苔の美しさが目にとまりました。ちょうど光が差し込んでキラキラと輝いていて、見事な光景。この苔庭で11月3日14時から行われるのが「曲水の宴」で、箏の生演奏による美しい音色が響くなか、曲がりくねった小川(遣水:やりみず)にお酒の入った杯を流し、目の前に流れ来る前にその日の題に沿った歌を詠み、酒を飲むというものです。

城南宮 桔梗歌を詠む歌人の着物は、男性は狩衣(かりぎぬ)、女性は小袿(こうちき)という平安装束。杯を乗せた羽觴(うしょう:おしどりの姿を象った盃台)を運ぶのは水干(すいかん)姿の童で、ゆったりと流れる羽觴に象徴されるように、時間の流れまで違うかのような雰囲気があります。見に来られる人も多く、周りは混み合っていますが、珍しい行事ですのでよければ足を延ばしてみてください。

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