10月22日に行われた、京都三大祭りのひとつ時代祭。今年は御所で出発前の行列をご案内させていただき、本番の行列では運よくとてもよい席で列を見ることができました。
10月22日は延暦13(794)年に桓武天皇によって平安京に都が遷された日で、時代祭は明治28(1895)年に平安遷都1100年の記念行事として始まりました。明治維新から延暦時代まで時代をさかのぼりながら進む壮大な行列で、20列、総勢約2000名が参加し、行列が通過するのにかかる時間は約2時間もあります。列を支えているのは主に京都市民と京都の学生たち。まさに京都市民にとっての一大イベントでもあります。
今年は天気が崩れる予想で22日の開催が危ぶまれましたが、昼過ぎまではなんとか雨に降られませんでした。ただ午後1時頃からは雨が降り出し、厳しい行列になったと思います。行列を見ようと22日に多くの観光客が訪れますので、なんとか出来そうならば強行するという姿勢のよう。雨が降るとクリーニング代は通常の3倍ほどにもなるそうで、関係者の苦労も偲ばれます。参加された方や祭りを支える皆様も本当にお疲れ様でした。
さて、今年は出発前の京都御苑に加え、ラッキーな出来事があって建礼門近くの関係者席に入れていただくことができました。思いがけず良い場所で行列を見ることができました。その後の仕事の都合で全ての行列を見ることは叶いませんでしたが、列をさかのぼってパッと出発直前の写真を撮ってきました。今回はそれらの様子を写真でお楽しみください。
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ガイドのご紹介
吉村 晋弥(よしむら しんや)
気象予報士として10年以上。第5回京都検定にて回の最年少で1級に合格。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。2011年秋は京都の紅葉約250カ所、2012年春は京都の桜約200カ所を巡る。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。毎月第2水曜日にはKBS京都ラジオ「笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ」に出演中。特技はお箏の演奏。