赤山禅院の寒桜と紅葉

赤山禅院 寒桜
7日に訪れた赤山禅院では、地蔵堂の前に寒桜と色づいて来たカエデが見事な美しさを見せていました。

赤山禅院 11月7日京都の紅葉は市街地も色づき始めですが、カエデは日当たりがよい場所や水辺で早い傾向があり、木によっては一部全体が赤いものも出てきています。一方で、まだまだ緑の木も多く、本格的な見ごろを迎えてくるのは来週末の強い冷え込みの辺りからとなりそうです。いよいよ、京都市街地の紅葉シーズンも始まってきています。

赤山禅院 屋根の上の猿さて、赤山禅院は修学院にある天台宗の寺で、回峰行のゆかりや大阿闍梨が来られる数珠供養、都七福神巡りの福禄寿、都を守る屋根の猿などで、ご存じの方がおられるでしょうか。境内は紅葉の名所としても知られ、参道の背の高いカエデが印象的。境内に点在するお堂の周りは紅葉が彩り、信仰の寺としても京都の他のお寺とは一味違った雰囲気を感じられる場所でもあります。

赤山禅院 地蔵堂の紅葉と寒桜11月7日の境内は、参道のカエデは多くが緑の中、1本綺麗に色づいているものがありました。やはり木によっても紅葉の進みが大きく異なっています。そして地蔵堂の周りも日当たりが良いからか紅葉が赤くなっていました。お堂の前には美しい寒桜も咲いています。寒桜は秋から冬を経て春先までチラホラと花を咲かせる品種です。

赤山禅院 寒桜同じく寒い時期に花を咲かせる他の桜は八重のものが多いように思いますが、赤山禅院の寒桜は一重の白っぽい桜です。春に咲くソメイヨシノにより見た目は近いと言えるでしょうか。いまはちょうど真っ赤に色づいたカエデを背景にした、鮮やかなコントラスを見せてくれています。桜と紅葉を同時に楽しめるお寺はなかなかありませんので、修学院離宮など、お近くに行かれる際は足を延ばしてみてください。

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