美しい太夫さんが登場した粟島尊鎮座600年大祭

粟島堂 太夫道中
11月3日に京都駅の東にある粟島堂で、鎮座600年大祭があり、島原太夫さんが参列されました。

粟島堂 島原太夫粟島堂は堀川通から塩小路通を西へと入った場所にあるお寺です。創建は室町時代の応永年間(1394年~1427年)と伝わります。正しくは宗徳寺(そうとくじ)という寺で、寺伝によると南慶和尚が紀伊国淡島で虚空蔵菩薩を手に入れて上洛し、宗徳寺に祀ったのがはじまりとされています。その後、寺は粟島堂の名で親しまれ、婦人病・安産など、女性の一生を守護するお寺として信仰を集めるようになりました。江戸時代には与謝蕪村が「粟島へはだし参りや春の雨」と句を詠んでいます。蕪村は病気の娘の平癒祈願で粟島堂を訪れた際、雨に濡れながら裸足で懸命に祈る女性の姿を見て心を打たれてこの句を残し、現在は本殿の正面に句が刻まれた石碑も立っています。

粟島堂 島原太夫さて、11月3日に粟島堂で行われたのが鎮座600年大祭。特別に島原から菊川太夫さんが来られて参列されました。時間になると粟島堂の門前の岩上通を、太夫さんがゆっくりと内八文字の歩き方で進み、境内へと入る太夫道中が行われました。地元の方が大勢見に来られ、太夫さんは気品ある姿で進んで行かれました。

粟島堂 島原太夫太夫さんが入ると法要が粛々と行われ、多くの参列者が見守りました。法要の中では、太夫さんによるお箏の演奏や舞踊が奉納されて江戸時代をほうふつさせるような優雅な光景も見ることができました。印象的だったのが太夫さんにつき従う禿(かむろ)の小さな女の子が長時間大人しくしていたところ。姿勢を保っているのは大変だと思いますが、一生懸命に頑張っていました。

粟島堂 島原太夫法要が終わると太夫さんは帰られ、参列者にはお守りが授与されました。そして50年ぶりの公開という虚空蔵菩薩像が特別にご開帳され、たいへん貴重なお姿を拝させていただきました。太夫さんのお姿は写真でご覧ください。

粟島堂 太夫道中
粟島堂 太夫道中
粟島堂 太夫道中
粟島堂 太夫の禿
粟島堂 島原太夫
粟島堂 島原太夫

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