千本釈迦堂の大根焚き

千本釈迦堂 大根焚き
12月7日・8日に、西陣の千本釈迦堂で大根焚きが行われます。

千本釈迦堂 大根焚き千本釈迦堂の大根焚きは、京都に数ある大根焚きの中でも最も有名で、地元の方は親しみを込めて「だいこだき」と呼び、京都の冬の風物詩として今の時期には欠かせない行事です。千本釈迦堂は、正式には大報恩寺といい、洛中最古の建物(国宝)が残る寺として知られ、大根焚きでは法要や秘仏の本尊の御開帳も行われています。

千本釈迦堂 大根焚き大根焚きは、仏教を開いたお釈迦さまが菩提樹の木の下で悟りを開いた日とされる12月8日の「成道会(じょうどうえ)」に合わせて行われる行事です。鎌倉時代に千本釈迦堂のの三世・慈禅上人が大根の切り口に梵字(ぼんじ)を書いて魔よけにしたのが起源とされています。千本釈迦堂で使われる大根は、丸いカブのような聖護院大根で、ひとつひとつに梵字が書かれていますが、現在は参拝者が増えたため、一般的な長い大根も使用しているそうです。大釜から上がる蒸気が冬らしく、大根焚きが話題になると年の瀬が近いと思わせてくれます。

千本釈迦堂 大根焚き大根焚きでは、無病息災を祈願した大根が油揚げとともに焚かれ、参拝者にふるまわれます。料金は1000円で、時間は10時~16時の間。大根には血液の流れをサラサラにする成分も含まれており、昔から経験則として卒中などの中風除けとして珍重されてきました。寒くなるこの時期にはピッタリですので、この機会に京都の伝統行事を味わってみてください。

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