京都の年越しとお正月

相国寺 除夜の鐘
大晦日から元日にかけて年越しでご案内をさせていただきました。除夜の鐘や元日の様子をご紹介します。

除夜の鐘 相国寺大晦日の散策は今出川駅界隈を散策して来ました。遅い時間にもかかわらず、遠方の方も含めまして20名以上の方にご参加いただきました。本当にありがとうございます。今回は地元色の強いエリアを歩きましたので、まさにディープな京都の一面を感じていただけたのではと思います。「撞かずの鐘」が撞かれる場面から始まり、最後は相国寺で除夜の鐘を撞きました。予定より遅くなりましたが、最後までお付き合いいただいた皆さまは本当にお疲れ様でした。普段は入れない立派な鐘楼の2階に上がって鐘を撞くことができ、私も貴重な体験をしました。

僧堂茶 相国寺皆さんで相国寺の除夜の鐘を撞いて感動をしていると、お寺の方がお茶を出してくださいました。寒さの厳しい未明の京都の夜。冷えた体が温まるお茶です。独特の風味がある美味しいお茶で、お寺の方に銘柄を伺うと、なんと相国寺の中で採れたお茶なのだそう。「僧堂」でいただくお茶なので、お坊さんは「僧堂茶」と呼んでいるそうです。貴重なものをいただきました。

六波羅蜜寺 皇服茶元日は京都タワーで初日の出を眺め、その後、ご案内で吉田神社や六波羅蜜寺などを巡ってきました。元日から仕事があるのも本当にありがたいことです。六波羅蜜寺では皇服茶(おおぶくちゃ)が元日から3日まで行われていました。寺を創建した空也上人が疫病で苦しむ人々を救うために考案したとされるお茶で、結び昆布と梅が入っています。村上天皇も服用したところから皇服茶と呼ばれ、京都の新年に欠かせない無病息災を願う風物詩ともなっています。

吉田神社 大元宮京都の大晦日やお正月は、普段とは違った経験ができる特別な日です。除夜の鐘もそうですが、普段は開かない扉が開いていたり、仏様を目の前で拝むことができたり、拝観経路も異なっていたりなど、普段を知っていればいるほど、その特別な体験には感動できることでしょう。また来年以降も大晦日や正月三が日の散策を企画できればと思いますので、ご声援の程、よろしくお願いいたします。

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