姿を現した清水寺の三重塔

清水寺 三重塔
清水寺の三重塔の修復が進み、美しくなったその姿が見られるようになりました。

清水寺 三重塔清水寺は平成20年から平成の大修理の最中で、順次各お堂が修復に入っています。現在の境内の建物は江戸時代の寛永期に再建されたものが多く、約400年の時を経て傷みも蓄積されていました。総工期は11年かかる予定で、まだその途中。本堂も来年から3年計画で屋根の吹き替えなどのため覆いがかかる予定となっており、今年は清水寺の四季の風景を是非とも見ておきたい年でもあります。

清水寺 三重塔先日、ご案内で清水寺を訪れると、三重塔の覆いが外されていました。鮮やかな朱色や彩色がよみがえった三重塔は、江戸時代の寛永9(1932)年に再建されたもの。高さは約31mを誇り、日本最大級の三重塔です。仁和寺は五重塔で約36mですので、匹敵する大きさがあります。三重塔の内部には大日如来像を祀り、四方の壁に真言八祖像、天井・柱などには密教仏画や飛天・龍らが極彩色で描かれています。清水寺は真言宗を兼学していた時期も長く、こうした密教美術もあります。内部は非公開ですが、外からの美しい姿で目を楽しませてくれますので、注目をしてみてください。

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    吉村 晋弥(よしむら しんや)

    吉村 晋弥気象予報士として10年以上。第5回京都検定にて回の最年少で1級に合格。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。2011年秋は京都の紅葉約250カ所、2012年春は京都の桜約200カ所を巡る。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。毎月第2水曜日にはKBS京都ラジオ「笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ」に出演中。特技はお箏の演奏。

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