得浄明院のイチハツと戒壇めぐり

得浄明院
知恩院近くの得浄明院では、早咲きのアヤメであるイチハツ(一初)の花が綺麗に咲いています。また、真っ暗闇の中を歩く「戒壇めぐり」も行えます。

得浄明院得浄明院は、明治27(1894)年に信州善光寺の京都別院として建立されたお寺で、建物は大小の差こそあれ同じ造りをしています。交通網がまだ発達していなかった当時、信州までお参りするのは大変であろうとしてこの地に創建されました。本堂下には善光寺と同じ戒壇めぐりがあり、暗闇を歩く中でご本尊の阿弥陀様と繋がっているという「鍵」に触ると結縁ができ、ご利益が得られ罪がはらわれると言われています。

得浄明院 イチハツ本場の善光寺では、暗闇の中でもたくさんの人がいて前の人にぶつかることもあるほどでそれほど怖くないのですが、ここは割と人が少ないので、距離は短いながらも恐ろしく感じるかもしれません。パニックにならないよう、壁の手を頼りに落ち着いて前に進んでいってください。

得浄明院 イチハツ一初(いちはつ)はアヤメの中でも最も早く咲く品種です。火災や台風などから家を守る厄除けの花として、昔はかやぶき屋根の頂上部分に植えられていました。堂内の三公像は、三体の塑像の中央が本田善光(ほんだ よしみつ)公で、阿弥陀像を大阪から長野へお連れし、善光寺を創建した人物。両脇の像は奥さんと息子の像です。よしみつ(善光)から、善光寺の名が取られています。今年の公開は5月13日まで行われています。

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