洛西の松尾大社には神饌田があり、6月に御田植式、7月に御田祭、10月に稲穂祭と行われていきます。昨年は御田祭を見に来たので、今年は御田植式を見に来てみました。季節は二十四節気のひとつ「芒種(ぼうしゅ)」のころで、全国的に田植えが行われる頃です(節季の意味はノギのある種を撒くころ)。午前10時から粛々と神事が行われた後、地元の子供たちによって苗が植えられていきました。
まず田の端から端へと植える場所のしるしがついたゴム紐を延ばし、両端は大人が持ちます。そして田に入った子供たちが1列植えると1歩下がり、そこにゴム紐の位置を1歩分ずらしてまたしるしの場所に植えるという手順で進められていきました。こうすることで真っ直ぐ植えることが出きます。
子供たちは慣れない田んぼに戸惑い泥だらけになりながらも大人たちから植え方を教わっていきました。高学年の子が低学年の子を教えてあげているのも、ほほえましかったです。笑顔な様子も印象的でした。こうして伝統が受け継がれていくのも由緒ある神社がある京都ならではかもしれません。
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ガイドのご紹介
吉村 晋弥(よしむら しんや)
気象予報士として10年以上。第5回京都検定にて回の最年少で1級に合格。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。2011年秋は京都の紅葉約250カ所、2012年春は京都の桜約200カ所を巡る。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。毎月第2水曜日にはKBS京都ラジオ「笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ」に出演中。特技はお箏の演奏。