6月6日に京都市役所前でこの時期恒例の「郡上おどり in 京都」が行われました。
郡上おどりは、岐阜県の郡上市で毎年7月初旬から9月初旬の夏の2か月間にわたり、30夜行われる踊りです。約420年の歴史を持ち、江戸時代に士農工商の身分間の融和を図るために盛んになりました。特にお盆の時期の8月13日から16日までの4日間は夜通し朝まで踊り明かす「徹夜おどり」としても有名で、10種のおどり全てが国の重要無形民俗文化財に指定されています。郡上おどりは参加も出入りも自由のおどりで、老若男女、地元の方も観光客も参加できるのが特徴です。
京都では、郡上おどりの本番を前にそのよさを知っていただこうと「郡上おどり in 京都」が開催されています。会場は京都市役所前。郡上おどりの音頭が、蒸し暑くなり始めた京都の街に響いていました。市役所前では、たいへん多くの方が踊りに参加されているのが印象的。今回で8回目を数えますので、毎回楽しみに参加されている方もおられるでしょう。
市役所前では、郡上で作られている「明宝ハム」や、岐阜の特産品も販売されていました。実は私は岐阜県出身で、どれもこれも懐かしいものばかりでした。恥ずかしながら、まだ郡上おどりを生で見たことも踊ったこともありませんが、その軽快な踊りに時間を忘れて見入ってしまいます。きっと「本場」の踊りの熱気はすごいものがあるのでしょう。機会があれば、是非岐阜にも訪れてみて下さい。
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ガイドのご紹介
吉村 晋弥(よしむら しんや)
気象予報士として10年以上。第5回京都検定にて回の最年少で1級に合格。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。2011年秋は京都の紅葉約250カ所、2012年春は京都の桜約200カ所を巡る。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。毎月第2水曜日にはKBS京都ラジオ「笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ」に出演中。特技はお箏の演奏。