祇園放生会 2015年

祇園放生会
6月7日に祇園放生会(ほうじょうえ)が行われ、白川の巽橋からアユが放流されました。

祇園放生会放生会とは、無用な殺生を戒める仏教の考え方に基づき、日ごろ生き物の命をいただきながら生きていることに感謝して、生き物の供養の意味も込めて鳥や魚を放流する行事です。お寺のみならず、八幡系の神社でも行われることが多く、京都でも複数の場所で行われています。中でも祇園放生会は、赤山禅院が主催して比叡山から千日回峰行を成し遂げた大阿闍梨さんが来られ、舞妓さんも参列するなど注目を集める行事です。

祇園放生会場所は祇園白川の辰巳大明神の前。観光客や車の通りの多い場所ですので、多くの方で賑わいます。11時からの奉納演奏や11時半からの法話に続き、12時頃から大阿闍梨による法要が行われました。法要の最中は写真撮影が一切禁止です。法要に続いて白川にかかる巽橋の上から、桶に移されたアユが放流されました、昨年までは金魚だったそうですが、今年から変更になりました。

祇園放生会放たれるアユは2000匹もおり、一般の方も放生することができます。せっかくですので私もさせていただきました。桶の中にはアユが3匹入っていましたので、単純計算で600人以上は放生できます。日頃の感謝を込めて橋の上から放ちましたが、よく見ると桶の底にまだ魚が!水だけ落ちて肝心のアユが落ちていないことも結構あるようですので、桶やバケツの中はよくご確認ください。なお、舞妓さんがお目当ての方は、舞妓さんの登場が写真撮影が禁止の法要の時からで、唯一の撮影チャンスである巽橋での放生の場面も非常に込み合いますので、数時間前から場所を吟味の上で待機をしていないと難しいことを付記しておきます。

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ガイドのご紹介
吉村 晋弥(よしむら しんや)

吉村 晋弥気象予報士として10年以上。第5回京都検定にて回の最年少で1級に合格。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。2011年秋は京都の紅葉約250カ所、2012年春は京都の桜約200カ所を巡る。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。毎月第2水曜日にはKBS京都ラジオ「笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ」に出演中。特技はお箏の演奏。

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