祇園祭 後祭りの山鉾建て

大船鉾の鉾建て
祇園祭は後祭の山鉾建てが行われています。

増水した鴨川台風18号の影響で大雨となった京都。鴨川の荒神橋での水位は最高で2.64mに達し、2013年の台風18号で観測された2.54mを更新。恐らく戦後最高の水位となりました。2年前の台風18号による災害の時を上まわり、浸水被害が大いに心配されましたが、幸いにも桂川の水位が低かったこともあってか、下流部も含めて越水等の被害は出ていないようです。今回は土砂災害が心配される雨の降り方となり、大谷本廟ではがけ崩れが発生し、墓石100基あまりに被害が出ました。ニュースにならない部分では他にも被害が出ているかもしれません。ただ、人的被害などで目だって大きな被害を聞かなかったことは、不幸中の幸いだったと言えるでしょう。

北観音山の真松さて、祇園祭は後祭の山鉾建てが進んでいます。大船鉾は今年も見事な姿を現してきており、トラブルがあった南観音山も無事に立ったとの話を耳にしました。北観音山はまっすぐ伸びる真松が見事。今年は例年にも増して美しい松です。20日には曳き初めが行われ、多くの方で賑わってきます。そろそろ近畿地方も梅雨明けがありそうで、後祭も熱く盛り上がっていくことでしょう。

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ガイドのご紹介
吉村 晋弥(よしむら しんや)

吉村 晋弥気象予報士として10年以上。第5回京都検定にて回の最年少で1級に合格。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。2011年秋は京都の紅葉約250カ所、2012年春は京都の桜約200カ所を巡る。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。毎月第2水曜日にはKBS京都ラジオ「笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ」に出演中。特技はお箏の演奏。

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