祇園祭 前祭宵山の締め

菊水鉾 宵山
7月16日の祇園祭の宵山。台風が接近して提灯が片づけられるなど異例でしたが、翌日の巡行へと向けた締めが行われていました。

函谷鉾の日和神楽は中止例年ならば祇園祭の盛り上がりが最高潮に達する16日の宵山。今年も盛り上がってはいましたが、台風の接近に伴って風が強まり、ビル風の突風も吹くという状況のため、山鉾を照らす駒形提灯が片づけられ、山鉾によっては厳重に雨風に備えるために搭乗の中止などの対応がとられました。函谷鉾では日和神楽や提灯落としが中止されるなど、異例の宵山となりました。

放下鉾の日和神楽しかし翌日の晴天を願って御旅所(や八坂神社)へと向かう日和神楽は、こういう時こそ行うべきという考え方もあり、状況が悪化すればすぐ引き返すという条件付きで行われたところがほとんどだったようです。幸いにも雨風も危険という程までではなく、最後の宵山の締めまで無事に行われていました。

函谷鉾 宵山今回は深夜の菊水鉾と函谷鉾の締めの場面を見てきました。この二つの鉾は12日夜からなんと5日間も宵山を行い、最終日の16日も最後までお囃子を奏でるという、祇園祭では最も熱いともいえる山鉾です。遅い時間まで見守っている人たちも最後の手締めに参加をして盛り上がり、翌日の巡行が無事に開催されることを願いました。今年は提灯がなかった分、より囃子方を身近に感じることができたように思います。締めの様子は動画もありますのでご覧になってみてください。


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ガイドのご紹介
吉村 晋弥(よしむら しんや)

吉村 晋弥気象予報士として10年以上。第5回京都検定にて回の最年少で1級に合格。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。2011年秋は京都の紅葉約250カ所、2012年春は京都の桜約200カ所を巡る。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。毎月第2水曜日にはKBS京都ラジオ「笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ」に出演中。特技はお箏の演奏。

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