10月5日に北野天満宮でずいき祭の后宴祭があり、八乙女(やおとめ)による田舞が奉納されました。
ずいき祭は、10月1日から5日にかけて行われます。ずいき神輿が巡行して上七軒の芸舞妓さんが出迎える4日の還幸祭が最も人気を集めますが、その翌日の5日には15時半から北野天満宮の境内で后宴祭(ごえんさい)があり、八乙女による「田舞」が奉納されます。舞は1日の神幸祭の時に御旅所で奉納されるのと同じものです。
時間になると、まず本殿にて神事が行われてそこで舞が奉納されます。神事中の舞は基本的には見ることはできませんが、隙間から舞っている様子を感じることはできます。神事が終わると、本殿前で一般向けに舞が披露されます。時間は16時過ぎです。八乙女の舞は演奏に合わせて可愛らしく行われます。八乙女は氏子地域から選ばれているそう。田舞は五穀豊穣を願い舞われるもので、五穀の実りに感謝をするずいき祭にふさわしいものでしょう。
舞は上手で、相当な練習を積んできていると感じます。親御さんも着物姿で参列して見守り、舞と舞との間では装束の変更を手伝っておられました。こうした動きも習わしなのかもしれません。5日間にわたる「ずいき祭」もこれで終了です。関係者の皆様、本当にお疲れ様でした。
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ガイドのご紹介
吉村 晋弥(よしむら しんや)
気象予報士として10年以上。第5回京都検定にて回の最年少で1級に合格。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。2011年秋は京都の紅葉約250カ所、2012年春は京都の桜約200カ所を巡る。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。毎月第2水曜日にはKBS京都ラジオ「笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ」に出演中。特技はお箏の演奏。