鞍馬の火祭 2015年 厳しくなった観覧

鞍馬の火祭
10月22日に、鞍馬の火祭が行われました。今年は一般観光客の観覧場所が大幅に制限されました。

鞍馬の火祭京都の数ある祭りや行事の中で、初心者の見学は最高難度といっても過言ではないのが鞍馬の火祭です。見ごたえのある勇壮な火祭りである一方、その混雑ぶりは京都の祭事でも群を抜いています。10月22日は時代祭もあるため、両方を見ようとする観光客らで叡山電車の出町柳駅は大混雑。帰りも鞍馬駅からの電車に乗るために混雑が著しい時間帯もあります。現地も警察官が多数動員されて非常に物々しい雰囲気。道は狭く、思うようにはまず動けませんので、ストレスがたまる方も多いことでしょう。予め、十分な覚悟と広い心を持って見に行って下さい。

鞍馬の火祭鞍馬の火祭では、街道で立ち止まることは許されず、場所取りもできません。警官の誘導に沿って「道を歩き続ける」しかなく、その途中で運よく目の前を松明が通れば見られるというもの。運が悪いとひたすら混雑にもまれて何も見れずに帰ることになります。今年から街道の上のエリアでの見学は一切不可となり、警官が誘導する経路では火祭はほとんど見ることができなくなりました。事実上、観光客排除と感じる状況です。

鞍馬の火祭駅周辺では17時には規制が始まり、立ち止まることができません。私は一昨年までは可能だった上(かみ)のほうでの見学をもくろんでいましたが、残念ながら18時で立ち入り禁止となり外国人観光客も含めて全員排除され、火祭が全く見られないエリアで人の渋滞に巻き込まれました。動かない列に「今年はもうだめか」と思いましたが、1時間ほどかけて街道に戻り、警官に確認の上、規制線のテープを抜けて御旅所へとなんとか入ることができました。御旅所で見られることを知らない初心者は、延々とほとんど火祭を見られない規制線を歩かされるので、今年は例年以上に何も見られない人が多かったことでしょう。

鞍馬の火祭すなわち御旅所が唯一、運以外で火祭を見られるエリアです。ただ御旅所内でも昨年までとは異なって北側は観光客が排除されて待機ができない場所があり、観覧場所は限られました。そのため19時半には御旅所もいっぱいとなって進入禁止となり、今年の火祭は観光客には非常に厳しい環境となってしまいました。ただ、その理由として考えられるのは、近年の観光客のあまりの多さ。祭りの進行に支障をきたしたり、危険な場面もあり得ますので致し方ない部分もあるでしょう。御旅所での祭りの様子は次回以降でご紹介します。

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ガイドのご紹介
吉村 晋弥(よしむら しんや)

吉村 晋弥気象予報士として10年以上。第5回京都検定にて回の最年少で1級に合格。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。2011年秋は京都の紅葉約250カ所、2012年春は京都の桜約200カ所を巡る。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。毎月第2水曜日にはKBS京都ラジオ「笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ」に出演中。特技はお箏の演奏。

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