宝泉院のライトアップ

宝泉院のライトアップ
大原の宝泉院を訪れました。額縁に入った絵画のように景色を眺めることができる客殿前のカエデは散り果てていましたが、そのシルエットも十分美しく見えました。

宝泉院のライトアップ宝泉院は大原の中でも人気が高いお寺です。五葉松や見事な竹林のある盤垣園(ばんかんえん)と称するお庭を室内から座って眺め、ゆったりとした時間を過ごすことができるのが人気の理由。客殿から柱と柱の間を額に見立てる庭は、立ち去りがたいお庭という意味の盤垣園と呼ばれ、訪れるたびに枠の中の風景が変化して四季折々に楽しめます。

宝泉院のライトアップ夜間のライトアップは勝林院とあわせて行われています。この日は人出のピークとあって、17時半の開門から多くの方が訪れていましたが、皆が額縁構図での写真を撮りたいとあって、前の方には出る方もほとんどいませんでした。客殿からのぞくカエデは今年は早くも散り果てて「枝」だけになっていたものの、枝ぶりが良いため、この状態でも十分に美しく見えました。

宝泉院のライトアップさらにその奥の竹林は漆黒の闇の中に輝いて、とても幻想的。さらに宝泉院のシンボルでもある五葉松の力強い幹も、ライトアップによって見事な佇まいをさらに引き立っていました。紅葉が終わっても十分に楽しめるライトアップだと思います。また、勝林院は証拠の阿弥陀と呼ばれる阿弥陀如来像をはじめとする仏像が見事。声明(しょうみょう)の音色が響く独特の空間の中で向き合うことができます。夜の大原に訪れる機会は少ないかもしれませんが、機会があればぜひ訪れてみてください。

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ガイドのご紹介
吉村 晋弥(よしむら しんや)

吉村 晋弥気象予報士として10年以上。第5回京都検定にて回の最年少で1級に合格。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。2011年秋は京都の紅葉約250カ所、2012年春は京都の桜約200カ所を巡る。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。毎月第2水曜日にはKBS京都ラジオ「笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ」に出演中。特技はお箏の演奏。

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