大山崎にある大山崎山荘美術館の庭園の紅葉がピークを迎えていました。
大山崎は天王山のふもとに広がる街で、京都府と大阪府の境にあたります。大山崎山荘美術館は美しい佇まいの洋館が目を引きます。この建物は、大正から昭和の初めにかけて、実業家・加賀正太郎の山荘として築かれました。平成に入り、紆余曲折を経て、アサヒビールが美術館として再生し現在に至っています。
美術館となる際に、世界的に有名な建築家・安藤忠雄氏によって新館が築かれ、洋風の山荘とコンクリートが特徴的な新館とが見事に融合した美術館となっています。「地中の宝石箱」と呼ばれる、地中館にはモネの睡蓮の絵が展示され、さらに2012年には山手館も完成し、現代アートが展示されています。
さて、大山崎山荘美術館はその庭園も素晴らしく春は桜、秋は紅葉の名所。庭園は出入りが自由で美しいお庭を散策することができます。紅葉も早く色づく木から遅く色づく木まであり、見ごろの期間が長いのも特徴。時期による”はずれ”が少ないともいえるでしょう。9日に訪れると、今シーズンであった中では最高の輝きで紅葉が迎えてくれました。まさに紅葉のトンネルとなっている部分もあり、心を癒してくれました。週末には雨で散りもみじも美しくなるでしょう。よければ足を延ばしてみてください。
日々の京都情報を発信するFacebookグループを始めました!
- Facebookのグループ機能を利用したページ内で、ブログでは未公開の写真や動画、私が眺めている日々の京都の風景や、行事の見学ノウハウなどを月額680円で公開中。詳細やお申込みはこちらから。運営をされているシナプスさん経由のお申込みとなります。
散策・講座のお知らせ
※散策・講座等のご依頼はこちらから!お気軽にご連絡ください。
- 12月23日(水祝)【受付中!】
矢田寺のかぼちゃ供養とユリカモメが舞いサンタが走る鴨川へ - 12月23日(水祝)・27日(日)【講座を受付中!】
ガイドが語る京都の魅力!定番社寺からこっそり教える穴場まで 伏見・山科・醍醐
ガイドのご紹介
吉村 晋弥(よしむら しんや)
気象予報士として10年以上。第5回京都検定にて回の最年少で1級に合格。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。2011年秋は京都の紅葉約250カ所、2012年春は京都の桜約200カ所を巡る。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。毎月第2水曜日にはKBS京都ラジオ「笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ」に出演中。「京ごよみ手帳 2016」監修。特技はお箏の演奏。