方広寺の除夜の鐘

方広寺 除夜の鐘
大晦日の夜に方広寺に訪れました。日付が変わる新年にかけて巨大な鐘が除夜の鐘として撞かれました。

方広寺 除夜の鐘昨年の大晦日の夜は、八坂神社のをけら詣りから方広寺の除夜の鐘を目指す散策を開催しました。夜遅い時間帯にもかかわらず、たくさんの方にご参加いただきましてありがとうございました。2016年は申年ということで、方広寺の隣りにある豊国神社に初詣ができるようにコースを考え、サルと呼ばれた秀吉にちなみ、新年に出世開運の祈願を行っていただくことができました。

方広寺 除夜の鐘方広寺の鐘は、知恩院・東大寺と並ぶ日本三大梵鐘のひとつで、知恩院の鐘よりもさらに1m近く大きい4.2mもあり、重さも知恩院の70トンをしのぐ82.7トンあるとされます。まさに日本でも最大級の鐘で、音は知恩院に負けず劣らずお腹に響く立派な音色を響かせます。その鐘を自分の手で撞くことができるのが大晦日の除夜の鐘。鐘を撞くための撞木(しゅもく)という木の棒もたいへん重いため、複数人で撞くことになっています。

方広寺 除夜の鐘今年は23時半の時点で400人以上が並ぶというすごい行列でしたが、ダメで元々と並んでいると、なんとか最後の方で撞くことができました。諦めないということも大切かもしれません。上記のとおり複数人のグループ単位で撞くため、皆で撞木の重さや大きな音を共有できます。撞木は5人ほどで握っていても、振り回されそうな重さがあり、鳴らすのに必死になるかもしれません。あらかじめグループ内で息を合わせる掛け声を決めておくとよいでしょう。

方広寺 除夜の鐘鳴った直後は鐘にも触れることができ、手には鐘が細かく振動しているさまが伝わってできました。本当に貴重な体験です。今年も無事に鐘を撞き新年を迎えることができました。ご一緒した皆さまにも感謝いたします。鐘が鳴らされる様子は動画でもご覧ください。

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ガイドのご紹介
吉村 晋弥(よしむら しんや)

吉村 晋弥気象予報士として10年以上。第5回京都検定にて回の最年少で1級に合格。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。2011年秋は京都の紅葉約250カ所、2012年春は京都の桜約200カ所を巡る。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。毎月第2水曜日にはKBS京都ラジオ「笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ」に出演中。「京ごよみ手帳 2016」監修。特技はお箏の演奏。

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