大徳寺の北にあるのが今宮神社。平安初期に人々が疫病を祓うために疫神が祀られたことに由来し、長保3(1001)年に疫病が流行った際には新たに社殿を設けて今宮神社と称されました。疫病退散の神として信仰が厚く、春のやすらい祭は厄除けの行事として知られます。また東にある門前の「あぶり餅」の店も有名。この餅を食べれば疫病が払えると伝わる古くからの門前名物です。
さて、雪の日は朱色の楼門がより綺麗に見えます。ちょうど訪れた時間帯が雪の強度が強く、本殿前では激しい降りでした。ただ気温が高かったため、積雪は増えては行きませんでした。雪の日という、滅多に見られない光景を楽しませていただきました。
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ガイドのご紹介
吉村 晋弥(よしむら しんや)
気象予報士として10年以上。第5回京都検定にて回の最年少で1級に合格。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。2011年秋は京都の紅葉約250カ所、2012年春は京都の桜約200カ所を巡る。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。毎月第2水曜日にはKBS京都ラジオ「笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ」に出演中。「京ごよみ手帳 2016」監修。特技はお箏の演奏。