日向大神宮の節分祭・献火神事

日向大神宮 献火神事
2月3日は節分。京都では各地の社寺で多彩な節分行事が行われます。今年もあちこちを見に行ってきましたので、順次ご紹介したいと思います。日向大神宮の節分祭では、献火神事がありました。

日向大神宮 献火神事日向大神宮は「京の伊勢」とも呼ばれる神社で、東山の日ノ岡にあって天照大神(アマテラスオオミカミ)を祀る神社です。社殿は内宮と外宮とに分かれていて、京都では珍しい神明造の社殿が伊勢神宮を思わせます。なお、日向大神宮では、外宮にはアマテラスの孫で、天孫降臨でも知られるニニギノミコトがお祀りされています。また、内宮から坂を少し上ると「天の岩戸」もあり、短いながらも洞窟をくぐることができます。内部には天手力男神(アメノタヂカラオノカミ)も祀られていて、まさに天岩戸伝説をしのぶことができるでしょう。

日向大神宮 献火神事神社の境内へは急な坂と階段を上っていかねばならず、東山トレイルやこの神社へ訪れようとしなければ来ることは無いでしょう。その分、普段の境内は静寂に包まれていて、森の木々に囲まれた古からの神社の雰囲気を感じることができる場所となっています。紅葉も隠れ名所です。

日向大神宮 献火神事さて、献火神事では、神社に収められた古いお札やしめ縄などが焚かれました。150円で火焚串(護摩木)を奉納することもできます。参列者が見守る中で、神職により火がともされて、大祓詞が唱えられていきました。日向大神宮では、外宮の本殿屋根が吹き替えられるなどの修理があり、まだ目新しい姿を感じることができます。機会がありましたら「京の伊勢」まで足を延ばしてみてください。

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ガイドのご紹介
吉村 晋弥(よしむら しんや)

吉村 晋弥気象予報士として10年以上。第5回京都検定にて回の最年少で1級に合格。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。2011年秋は京都の紅葉約250カ所、2012年春は京都の桜約200カ所を巡る。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。毎月第2水曜日にはKBS京都ラジオ「笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ」に出演中。「京ごよみ手帳 2016」監修。特技はお箏の演奏。

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