京都府立植物園 フキノトウと福寿草

京都府立植物園 福寿草
先日、京都府立植物園へフキノトウと福寿草を探しに行ってきました。

京都府立植物園 フキノトウ例年よりも春の訪れが早い今年。京都府立植物園では、フキノトウが顔を出し、福寿草が花を咲かせています。いずれも「植物生態園」の茂みの中にあります。植物生態園は日本各地の山野に自生する植物や古来より栽培されてきた園芸植物などが、生態的にできるだけ自然に近い状態で植栽されています。まるで森の中を散策しているような気持ちにもなり、その中で春を告げる植物を探して歩くのはこの時期ならではの楽しみ方かもしれません。

京都府立植物園 福寿草福寿草(フクジュソウ)は、春を告げる花の代表として古くから愛されてきた植物です。旧暦では立春前後にやって来る新年に合わせるように咲くため、新春を祝う「福寿」の花としても喜ばれました。鮮やかな黄色の花と、緑の深い葉が印象的です。ビルに囲まれた現代の京都の街では、園芸用の鉢植えを除けば見るのは難しく、府立植物園で出会えるのは貴重な機会かもしれません。今年は福寿草の開花も例年より早いようです。

京都府立植物園 フキノトウフキノトウは、フキの花のつぼみのことで、早春に地面から芽を出して日に日に大きくなっていくその姿が春を告げ、山菜としても高い人気があります。府立植物園では、植物生態園の池の辺りに群生しています。やはりこの時期に見つけると嬉しくなりますね。ただし、当然のことながら採取は厳禁です。

京都府立植物園 早春の草花展園内では、一足早く様々な花と出会える「早春の草花展」が11日から行われていますが、その様子は次回以降でご紹介します。また、3月31日までは「京都検定」の合格証を提示すれば入園料は無料です。他の場所でもこの時期だけの特典がありますので、検定をお持ちの方は合格証を携帯して訪れてみてください。

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ガイドのご紹介
吉村 晋弥(よしむら しんや)

吉村 晋弥気象予報士として10年以上。第5回京都検定にて回の最年少で1級に合格。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。2011年秋は京都の紅葉約250カ所、2012年春は京都の桜約200カ所を巡る。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。毎月第2水曜日にはKBS京都ラジオ「笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ」に出演中。「京ごよみ手帳 2016」監修。特技はお箏の演奏。

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