京都府立植物園で、3月21日まで「早春の草花展」が行われています。府立植物園の大芝生広場に設けられた特設会場内に、色とりどりの美しい花々が咲き誇っています。
14日は21℃を超えて4月並みの暖かさとなった京都ですが、一転して15日は真冬並みの寒さとなりました。まだまだ本格的な春は先です。11日から京都府立植物園内の大芝生地にある特設会場で行われているのが「早春の草花展」。毎年この時期に開催され、今年は3月21日まで行われています。花の数はなんと100種200品種、1万株もあり、赤や黄色、青など花の色彩も豊かです。
光差す温室内はとても暖かく、本格的に花が咲き始める4月のような空気感があります。美しく咲く花々は訪れる人を笑顔にし、私も例にもれず笑顔で花を愛でさせて頂きました。植物園はまだまだ全体的には冬景色ですが、この「早春の草花展」の中はまるで別世界で、社寺に植わる花とはまた違った西洋の花々も魅力的だと感じさせてくれます。
一足早く、様々な花と出会える「早春の草花展」。前回ご紹介した植物生態園の福寿草やフキノトウと合わせて、足を延ばしてみて下さい。なお、3月31日までは「京都検定」の合格証を提示すれば入園料は無料です。植物園内はこうした温室を一歩出ればまだまだ冬の装いですが、北寄りにある梅林では梅がほころんで来ています。梅の魅力は何と言ってもその甘い香りです。今年は開花も早いですので、春らしさは早々に感じることができそうです。
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ガイドのご紹介
吉村 晋弥(よしむら しんや)
気象予報士として10年以上。第5回京都検定にて回の最年少で1級に合格。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。2011年秋は京都の紅葉約250カ所、2012年春は京都の桜約200カ所を巡る。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。毎月第2水曜日にはKBS京都ラジオ「笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ」に出演中。「京ごよみ手帳 2016」監修。特技はお箏の演奏。