下鴨神社 流鏑馬の練習

下鴨神社 流鏑馬の練習
5月3日に行われた下鴨神社の流鏑馬(やぶさめ)神事。前日にはその練習が行われていました。

下鴨神社 流鏑馬の練習京都の数ある行事の中でも大変に人気があり混雑するのが、5月3日に行われる下鴨神社の流鏑馬神事です。今年は稲荷祭の還幸祭を見に行ったため、本番は見れませんでしたが、前日の練習の場面を見ることができました。これは乗り手の練習というよりも、馬を馬場に慣らすことが主な目的。この日に初めて下鴨神社の馬場を走る馬もおり、さらに的を射終えた先のコースが途中で蛇行をするという特殊な馬場のため、事前に慣らすのは必須なのだそうです。

下鴨神社 流鏑馬の練習馬には普段は洋鞍が乗せられますが、神事では木製の和鞍を使うため、普段とは違う鞍を嫌がる馬もあるそう。そのため、事前に和鞍を嫌がらない馬を選定して下鴨神社へと連れてきているそうです。練習とはいいながら、疾走する馬の迫力は素晴らしく、また実際に矢を射って的を狙う所作も本番さながら(「インヨー」の掛け声もよく聞こえます)。馬はたいへん臆病なため、矢のような長いものを見ると鞭だと思って怖がり、速く走ってしまうこともあったり、さらに的の板が割れる音や観客の声でも驚くのだそう。馬にとっては貴重な練習なのですね。本番と違うのは見物人の少なさと、的が段ボールだということでしょうか。その様子は動画でもご覧ください。

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ガイドのご紹介
吉村 晋弥(よしむら しんや)

吉村 晋弥気象予報士として10年以上。第5回京都検定にて回の最年少で1級に合格。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。2011年秋は京都の紅葉約250カ所、2012年春は京都の桜約200カ所を巡る。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。毎月第2水曜日にはKBS京都ラジオ「笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ」に出演中。「京ごよみ手帳 2016」監修。特技はお箏の演奏。

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