楊谷寺は長岡京市の山中に建つ観音霊場で、清水寺を開いた延鎮上人によって開山された後、弘法大師・空海も参詣したと伝わるお寺です。古くから眼病平癒のご利益で知られ多くの参詣者が訪れました。現在も毎月17日のご縁日を中心に病の平癒を願う人々で賑わいます。境内には、弘法大師ゆかりで眼病に効くと伝わる独鈷水(おこうずい)も残っています。このお寺は今でも現役の信仰の場所としての雰囲気が漂い、世俗を離れて遠くへ旅行へ来た気分になります。
観光では府の名勝庭園とアジサイ・紅葉が知られています。アジサイは庫裏から奥ノ院へと向かう長い回廊の途中にあり、この回廊がまるで探検しているような気分にさせてくれ、雨でも安心してアジサイを眺めることができます。ただ、まだ時期が早かったようで見ごろは6月後半からとなりそうです。一方、通常の徒歩で奥ノ院へ上る(下る)道すがらにもたくさんのアジサイがあり、こちらは綺麗に咲いていました。
楊谷寺では、18日~24日が「あじさいウィーク」で拝観料が200円となります。また25日・26日は「あじさいまつり」で、JR・長岡京駅東口と阪急・西山天王山駅からシャトルバスで行くことができます(それ以外の交通手段は自家用車かタクシーのみ)。25日・26日は、美男美女の芸能人も来られ、様々なイベントも行われます。また、普段は毎月17日のみに公開される上書院が17日~26日も公開されます(500円)。この機会に足を延ばしてみてください。
日々の京都情報を発信するFacebookグループを始めました!
- Facebookのグループ機能を利用したページ内で、ブログでは未公開の写真や動画、私が眺めている日々の京都の風景や、行事の見学ノウハウなどを月額680円で公開中。詳細やお申込みはこちらから。運営をされているシナプスさん経由のお申込みとなります。
散策・講座のお知らせ
※散策・講座等のご依頼はこちらから!お気軽にご連絡ください。
- 6月25日(土)【ことぶらさんで受付中!】
雨の日に巡りたい京都の名所!梅雨の時期のおすすめコースを気象予報士が案内! - 6月26日(日)【乙女の祇園祭さんで受付中!】
「プロの京都ガイドが教える! 祇園祭の楽しみ方」(講座) - 7月12日(火)【ことぶらさんで受付中!】
祇園祭前祭、曳き初めを見学!ギシギシときしむ車輪の音!雅なお囃子!祭りの雰囲気を感じましょう! - 7月13日(水)【ことぶらさんで受付中!】
祇園祭前祭、曳き初めを見学!鉾1台分の道幅の新町通。迫力満載の曳き初めを堪能しましょう!
ガイドのご紹介
吉村 晋弥(よしむら しんや)
気象予報士として10年以上。第5回京都検定にて回の最年少で1級に合格。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。2011年秋は京都の紅葉約250カ所、2012年春は京都の桜約200カ所を巡る。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。毎月第2水曜日にはKBS京都ラジオ「笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ」に出演中。「京ごよみ手帳 2016」監修。特技はお箏の演奏。