廬山寺(ろざんじ)の桔梗が例年より多くの花で見ごろを迎えています。
御所の東にある廬山寺は、紫式部が過ごした邸宅跡に寺地をもつ源氏物語の執筆地として知られ、紫式部とその子・大弐三位の百人一首の歌碑も建つお寺です。庭園は昭和40年に整備されて「源氏庭」と名付けられています。白砂に緑の苔が絵巻物の雲のような形で配され、そこに1000本を超える桔梗が植えられています。
桔梗は源氏物語では「朝顔」と呼ばれる花のことだとされ、庭園には「紫式部邸宅跡」の石碑も置かれています。まさに庭園を見ながら源氏物語を偲べる場所ではないでしょうか。今年は桔梗の花付きがよく見応えがあり、青い清楚な花は暑くなる時期に涼しげにも見えます。桔梗は真夏には花の勢いが落ちますが、9月までは楽しめますので足を延ばしてみてください。
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ガイドのご紹介
吉村 晋弥(よしむら しんや)
気象予報士として10年以上。第5回京都検定にて回の最年少で1級に合格。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。2011年秋は京都の紅葉約250カ所、2012年春は京都の桜約200カ所を巡る。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。毎月第2水曜日にはKBS京都ラジオ「笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ」に出演中。「京ごよみ手帳 2016」監修。特技はお箏の演奏。