24日の夕方から夜に祇園祭の還幸祭があり、深夜に3基の神輿が八坂神社に還御しました。
祇園祭の本質は、神輿の行事にあります。山鉾がなぜ巡行するのかといえば、神輿が出る前に街々を清める露払いのためです。17日から一週間、四条寺町の御旅所に鎮座していた神輿は、24日の夕方から夜にかけて氏子地域の西側を巡行した後、八坂神社へと帰っていきます(なお、還幸祭には子ども神輿(東若御座)は参加しません。)
神輿の「ほいと ほいと」の掛け声に合わせて進みながら、深夜に八坂神社へと還御します。今年は定例講座の終了後に見に行ってきました。八坂神社まで還幸祭を眺めに来るのは久しぶりです。時刻は23時前で、中御座神輿はすでに舞殿に収まり、2基目の東御座神輿が境内を巡行していました。本殿前での差し上げをしながら舞殿の周りを3周してあとも何度も差し上げを行って、最後の力を振り絞っての神輿振りに大きな拍手が送られました。今回は最後の西御座が入ってくる場面までを見て八坂神社を後にしました。
今年も神幸祭と還幸祭を眺め、祇園祭の行事もひと段落です。個人的には、祇園祭のご案内や講演が合計26件もあり、これまで以上に多くの方と一緒に祇園祭を楽しむことができました。参加者さんからの感想も大変好評で、やりがいを感じながらご案内をさせて頂きました。祇園祭の魅力が少しでもお伝えできていれば幸いです。暑い中でしたがご参加いただきまして、本当にありがとうございました。また、活躍の場を頂けることに心から感謝いたします。
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ガイドのご紹介
吉村 晋弥(よしむら しんや)
気象予報士として10年以上。第5回京都検定にて回の最年少で1級に合格。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。2011年秋は京都の紅葉約250カ所、2012年春は京都の桜約200カ所を巡る。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。毎月第2水曜日にはKBS京都ラジオ「笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ」に出演中。「京ごよみ手帳 2016」監修。特技はお箏の演奏。