京都の真夏の風物詩として欠かせないのが下鴨神社の御手洗祭(みたらしまつり)です。今年は23日から土用の丑の日である30日をはさみ31日までの9日間行われます。もともとは土用の丑の日の前後5日間でしたが、近年は開催期間が延び、昨年は7日間、今年は9日間もあります。献灯料も一昨年から300円に値上がりしています。
御手洗祭は通称は「足つけ神事」と呼ばれ、土用の丑の日に冷たい水が湧く御手洗池に足を浸し、半年間の罪穢れを払って無病息災を願う行事。誰でも参加することができます。今年は29日~31日は、朝5時半から夜22時半まで行われていますので、会社に行く前や会社帰りでも大丈夫です。水はとても冷たく感じ、夜も幻想的でよいですが、昼間のクールダウンにも最適です。
御手洗祭の楽しみの一つが、冷たい水から出た後に頂けるのご神水。これが乾いた体にしみわたって大変おいしく、一気に飲み干せてしまいます。体の内側からも清められていきそうですね。空のペットボトルを持参すれば水を入れていただけます。御手洗祭は31日まで。どなたでも気軽に参加できますので、ぜひ冷たい水に足を浸してみて下さい。
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ガイドのご紹介
吉村 晋弥(よしむら しんや)
気象予報士として10年以上。第5回京都検定にて回の最年少で1級に合格。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。2011年秋は京都の紅葉約250カ所、2012年春は京都の桜約200カ所を巡る。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。毎月第2水曜日にはKBS京都ラジオ「笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ」に出演中。「京ごよみ手帳 2016」監修。特技はお箏の演奏。