ゆっくりと苔むす法然院の山門

法然院
先日、東山の法然院を訪れました。

法然院哲学の道から少し山沿いに入った場所にあるのが法然院。離れているようですぐに行けますので、お時間のある方は寄り道していただくとオススメ。落ち着いた雰囲気が漂う境内は、多くの方が求める「京都らしい」空間なのかもしれません。趣ある茅葺の山門をくぐると、左右に白砂壇(びゃくさだん)と呼ばれる長方形の白い砂盛が現れます。この白砂壇は水を表し、その間を通ることで心身を清めて浄域に入ることを意味しているのだそう。季節ごとに砂に描かれる模様が変わるため、近くまで行くと境内を覗いてみたくなります。

法然院茅葺屋根の山門は2013年に吹き替えられ、以前の苔むしたひなびた佇まいの山門から真新しい印象に変わっています。ただ、あれから3年以上が経ち、徐々に屋根も苔むしてきていることに気がつきました。ゆっくりとですが、またひなびた風情に戻っているようです。法然院は銀閣寺からも歩いて行けますので、よければ足を延ばしてみてください。

法然院
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ガイドのご紹介
吉村 晋弥(よしむら しんや)

気象予報士として10年以上。第5回京都検定にて回の最年少で1級に合格。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。2011年秋は京都の紅葉約250カ所、2012年春は京都の桜約200カ所を巡る。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。毎月第2水曜日にはKBS京都ラジオ「笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ」に出演中。「京ごよみ手帳 2016」監修。特技はお箏の演奏。

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