六孫王神社の宝永祭

六孫王神社 宝永祭
10日に、六孫王神社の宝永祭が行われました。

六孫王神社 宝永祭東寺の北西にある六孫王神社。六孫王(ろくそんのう)とは源経基(みなもとのつねもと)のことで、父親の貞純親王(さだすみしんのう)が清和天皇の第「六」皇子であり、経基が清和天皇の「孫」にあたることから名付けられました。神社の建つ場所は経基の邸宅跡で、子の源満仲(みなもとのみつなか)が父を祀ったのが始まりと言われています。神社内に経基のお墓もあると聞きます。経基は、平将門や藤原純友の反乱(承平天慶の乱)にも関わり、満仲は武士団を組織して清和源氏としての基礎を確立。子孫も数々の武功を挙げて、後の源頼朝らへとつながっていきます。

六孫王神社 宝永祭六孫王神社の例祭は「宝永祭」と呼ばれています。現在の社殿が徳川5代将軍・綱吉によって造営され、宝永年間に完成しました。その折に盛大な祭りを行ったことに由来をしているのだとか。神幸列では四方向(青竜・白虎・朱雀・玄武)を表わす青・白・赤・黒の面を着けた鬼が神輿を先導して進んでいきます。

六孫王神社 宝永祭神幸列と神輿は、13時に神社を出発して大宮通を進み、東側の氏子圏を巡った後に15時にはいったん境内に戻り休憩します。その後、再び神社を出て西側の氏子圏を巡り、17時頃に神社へと戻ってきます。京都では比較的狭い氏子圏ですが、神輿は勇ましく巡行していきます。秋の京都らしい光景でした。

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ガイドのご紹介
吉村 晋弥(よしむら しんや)

気象予報士として10年以上。第5回京都検定にて回の最年少で1級に合格。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。2011年秋は京都の紅葉約250カ所、2012年春は京都の桜約200カ所を巡る。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。毎月第2水曜日にはKBS京都ラジオ「笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ」に出演中。「京ごよみ手帳 2016」監修。特技はお箏の演奏。

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