鍬山神社のライトアップ

鍬山神社 ライトアップ
13日に、亀岡市にある鍬山神社(くわやまじんじゃ)のライトアップを訪れました。

鍬山神社 ライトアップ前回は、神蔵寺のライトアップをご紹介しました。同じ日に鍬山神社のライトアップにも訪れました。鍬山神社は、亀岡でもまず最初に名前が上がる紅葉名所ではないでしょうか。駅から歩いて行けないこともないですが、やはりお車を推奨します。神社は、10月に行われる亀岡祭の主催神社でもあり、亀岡開拓の神である大己貴神(おおなむちのかみ)を祀ります。

鍬山神社 ライトアップかつて亀岡盆地は丹(に)の海と呼ばれる赤い湖で、出雲の神である大己貴神が中心となって他の神々とともに1隻の船に乗り、鍬や鋤(すき)を用いて浮田峡(うけたのはざま)を開削して水を山城国へと流し、肥沃な土地を出現させたと伝わっています。この浮田峡が現在の保津川とされ、険しい山間を流れるその様子は、まさに神のなせる技のようにも思えるのが面白いところでしょう。

鍬山神社 ライトアップこのときに使った鍬が山のようになったので、大己貴神の神徳をたたえて社名にしたとされます。また境内には八幡神もお祀りされており、亀岡祭では大己貴神の神使のウサギと、八幡神の神使のハトが各所で見られます。さて、境内は秋には色鮮やかな紅葉に包まれる紅葉名所としても名高く、ライトアップも行われています。

鍬山神社 ライトアップ特に鳥居をくぐってから舞殿へと進む緩やかな階段部分は圧巻の光景でした。ライトアップは訪れる人もまばらで、静かに楽しむことができます。京都市街地のライトアップは多くが混雑しているイメージですが、ここまで来ればゆっくりと美しさを堪能できます。今週いっぱいは見ごろが続くと思いますので、お車のある方は足を延ばしてみるのもおすすめです。

鍬山神社 ライトアップ
鍬山神社 ライトアップ

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ガイドのご紹介
吉村 晋弥(よしむら しんや)

気象予報士として10年以上。第5回京都検定にて回の最年少で1級に合格。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。2011年秋は京都の紅葉約250カ所、2012年春は京都の桜約200カ所を巡る。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。毎月第2水曜日にはKBS京都ラジオ「笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ」に出演中。「京ごよみ手帳 2016」監修。特技はお箏の演奏。

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