八大龍王弁財天の大イチョウ

八大龍王弁財天
淀にある八大龍王弁財天の大イチョウが綺麗でした。

八大龍王弁財天八大龍王弁財天といっても、地元の方を除けばご存知の方はほとんどおられないでしょう。場所は淀水路の南側。大きなイチョウですので、近づくと目立つと思います。境内はほぼこのイチョウが占めていると言っても過言ではないような、小さなお社です(イチョウが大きいのもあります)。

八大龍王弁財天この神社は大きな視点で見ると周りに比べて高い場所にあります(現地を局所的に見ると分かりにくいですが)。西側の低地はかつて木津川が流れていた場所です。現在の地図からは想像が難しいですが、江戸時代までの木津川は大きく北へと流れていたのです。それが明治初めに現在の位置に付け替えられました。その際に、新たに流路になる地域の替地として、旧木津川の土地が割り当てられました。その場所は八幡市の「飛び地」という形で地図上にたどることができ、この飛び地を通じて木津川のかつての流れを、おぼろげながら思うこともできるのです(なおのちに宇治川も付け替えられているため、飛び地は宇治川をまたいでいます)。

八大龍王弁財天ということで、八大龍王弁財天のある場所は現在は完全に市街地ですが、かつては木津川の堤防付近に沿う場所だったことが分かります(そして淀城城下町の端でもありました)。この神社やイチョウがいつからあるのかは不詳ですが、洪水時には、このイチョウの木を目安にして避難していたという話があります。大きな幹を見ていると、もしかすると以前の木津川を知っている木なのかもしれないとさえ感じます。迫力ある色付きの大イチョウ。区民誇りの木に選ばれているのも頷ける存在感でした。

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ガイドのご紹介
吉村 晋弥(よしむら しんや)

気象予報士として10年以上。第5回京都検定にて回の最年少で1級に合格。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。2011年秋は京都の紅葉約250カ所、2012年春は京都の桜約200カ所を巡る。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。毎月第2水曜日にはKBS京都ラジオ「笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ」に出演中。「京ごよみ手帳 2016」監修。特技はお箏の演奏。

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