永観堂の雪景色

永観堂の雪景色
16日の京都の雪。永観堂にも訪れました。雪の日は東山を背景に水墨画のような風景が望めます。

永観堂の雪景色永観堂は「見返り阿弥陀」で知られるお寺で、永保二年(1082年)2月25日、永観が阿弥陀堂で本尊の周りを回る修行「行道」をしていたとき、ふっと気が付くと須弥壇の上にいたはずの阿弥陀様が目の前に立って振り返り、「永観、遅し」と励ましたそう。阿弥陀様は、そのままの姿の像となり、現在も首をひねって振りかえる珍しい姿の像を見ることが出来ます。秋の紅葉が特に見事で、境内はたくさんの人でにぎわいます。

永観堂の雪景色一方、それ以外の時期の境内は基本的には静かで、緑の時期もたいへん見事。雪の永観堂はまだ拝観をしたことがなかったので、今回訪れてみました。山影にある永観堂は、境内の西側からゆっくりと日が当たっていきます。雪の解け具合も日当たりによって異なるため、なるべく境内全体が日陰のままの拝観開始間際に訪れるのがよさそうです。

永観堂の雪景色山には多宝塔がそびえ、その佇まいがアクセントになって、雄大な自然を感じる素晴らしい眺めでした。こうした雪景色は京都でもあまり見られる場所はないのではないかと感じます。なお、多宝塔へはさすがに雪の日には登れないようになっていました。永観堂はお堂にも上がることができますが、釈迦堂の周りの庭の雪景色も素晴らしかったです。境内の様子は写真でご覧ください。

永観堂の雪景色
永観堂の雪景色
永観堂の雪景色
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ガイドのご紹介
吉村 晋弥(よしむら しんや)

気象予報士として10年以上。第5回京都検定にて回の最年少で1級に合格。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。2011年秋は京都の紅葉約250カ所、2012年春は京都の桜約200カ所を巡る。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。毎月第2水曜日にはKBS京都ラジオ「笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ」に出演中。「京ごよみ手帳 2017」監修。特技はお箏の演奏。

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