京都迎賓館の夜間公開

京都迎賓館
京都迎賓館では、事前申し込みによる抽選で初の夜間公開が行われています。

京都迎賓館京都御苑内に2005年に開館した国賓の歓待施設である京都迎賓館。昨年から通年公開が始まり、より多くの方がその伝統工芸の見事さをご覧になっていると思います。4月28日から5月4日には初の夜間公開が行われています。基本的には事前申し込みによる抽選(すでに受付終了)ですが、当日10時から先着順で配布される当日整理券でも入ることが可能だそうです。詳しくはこちらをご確認ください。料金は1000円で、自由参観方式。迎賓館までの京都御苑は暗いため、懐中電灯などの明かりがあるとよいでしょう。

京都迎賓館内部は、まず玄関で樹齢700年のケヤキの木の一枚板を使用した扉に驚かされます。そこからロビー的な役割で釘を使わない京指物の椅子が並ぶ「聚楽の間」、比叡月映・愛宕夕照の綴織りが印象的な「夕映の間」と続きます。さらに円卓を並べると最大で120名の会食ができる大広間の「藤の間」は、横幅が16.6mもある日本の多彩な草花の綴れ織りが圧巻です。

京都迎賓館そして漆の黒が印象的な「桐の間」は、和食を楽しむ晩餐室で、なんといっても長さ12mの漆塗りの座卓が目を引きます。正座に慣れていない賓客のために掘りごたつ形式にもなっています。繊細な蒔絵や、欄間の截金(きりかね)も日本らしい上品で繊細な美しさが表現されています。特に細かい部分は、ガイドのあるなしで見えるものや印象が変わりますので、ぜひ音声ガイドを借りるなどしながら、京都の洗練された伝統工芸の魅力を感じてみてください。

京都迎賓館庭園は、廓橋(ろうきょう)という橋を境に池の深さが変わり、稲を象徴する植え込みや四季の風景を楽しめる木々、旧山古志村で育まれた錦鯉も泳いでいます。橋の入り口と出口では、天井に彫られたかわいらしい虫の姿もお見逃しなく。最後は、ブータン国王夫妻が最初に乗ったという和舟を見学して一周です。

京都迎賓館今回の夜間公開は、基本的には昼間の公開と内容は同じです。室内は昼も夜も見た目が大差ないといえばそうですが、やはり大きく違うのは最後の庭園の眺めです。暗闇に光る迎賓館の室内や、池の周りの樹木はやはり美しく、国賓の方々もこうした風景を眺めてこられたのだろうと思います。貴重な光景を見させていただきました。

京都迎賓館
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ガイドのご紹介
吉村 晋弥(よしむら しんや)

気象予報士として10年以上。第5回京都検定にて回の最年少で1級に合格。8年ぶりに受験した第13回京都検定で再度1級に合格し「京都検定マイスター」となる。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。毎月第2水曜日にはKBS京都ラジオ「笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ」に出演中。「京ごよみ手帳 2017」監修。特技はお箏の演奏。

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