御池大橋で鴨川を東へ渡り、1本北側の道が仁王門通。その界隈が「二条川東」と呼ばれているエリアです。数多くのお寺が並ぶのが特徴で、1708年の宝永の大火をきっかけとして、御所一体の他の街々が移転をしてこの地域が築かれました。通りを挟んで街ごと移動してきた新開地です。南北に伸びる「新丸太町通」など、御所の周りにある通りに「新」と名前を付けた道がいくつもあるのがその象徴です。ちなみに仁王門通の由来となった仁王門は頂妙寺にあります(頂妙寺は宝永の大火以前にこの地に移転)。
大蓮寺はその中の西寺町通にあります。東大路から仁王門通を西に入って一筋目を上がるという場所になります。境内には多くのハスの鉢植えがあり、美しい花を咲かせていました。40数品種といろいろな種類があるので、形も多彩です。蓮の花は朝に開き昼頃には閉じてしまいますので、できるだけ朝のうちに訪れてただくとよいでしょう。
なお、境内はさほど広くはなく、団体での訪問は禁止。三脚の使用や迷惑となる行為も禁止です。あくまでお寺のご厚意で公開されている場所であります。ご本尊にも手を合わせておきましょう。安産祈願や健脚のお守りも授与されています。
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ガイドのご紹介
吉村 晋弥(よしむら しんや)
気象予報士として10年以上。第5回京都検定にて回の最年少で1級に合格。8年ぶりに受験した第13回京都検定で再度1級に合格し「京都検定マイスター」となる。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。毎月第2水曜日にはKBS京都ラジオ「笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ」に出演中。「京ごよみ手帳 2017」監修。特技はお箏の演奏。