処暑を過ぎても猛暑に注意を

団栗橋にて
8月23日は二十四節気のひとつ処暑(しょしょ)。「暑さが峠を越えて涼しくなり始めるころ」ですが、今年はまだ厳しい暑さに注意が必要です。

最高気温の平年値の変化23日から二十四節気では処暑の期間に入りました。二十四節気は現代には合わないものだと思っておられる方もいるようですが、太陽の動きを基にしているため、節気によっては現代でも十分に理にかなっているものがあります。処暑の前の「立秋」の頃には、平年値では暑さのピークを過ぎ、少しづつ秋を感じられるようになって来ます。「立秋」の意味は「秋の気配を感じ始めるころ」です。言い方を変えれば「秋の気配は感じ始めても、まだまだ暑い」のです。その暑さ中に混じるほのかな秋の気配を探すことが立秋の楽しみ方ではないでしょうか。

最高気温の平年値の変化(近似線あり)一方の「処暑」は「暑さが峠を越えて涼しくなり始めるころ」を表しています。気温の平年値のカーブを見て頂くと明確にその傾向が見えています。処暑の期間からは気温低下のペースが速まり、よりはっきり秋へと向かっていくことは一目瞭然です。二十四節気=古人の季節感はよく出来ていると唸らされます。また、二十四節気は定点(特定の日付)だけなく、「期間」も表しています。今年の場合は8月23日~9月6日の間に「暑さが峠を越えて涼しく」なり始めればよいのです。あせらずじっくりと、季節の歩みを感じていきたいですね。

鴨川さて、処暑を過ぎてこの先の気温の見通しはというと、24日の京都は予想最高気温が37℃の猛暑となっています(気象台23日17時発表)。2017年の最高気温はこれまでのところ36.7℃ですので、処暑にして年間最高気温を観測する可能性もあります。また、その先の予想も、33℃~35℃の予想が並んでおり、平年より気温が高い状態が続きます。24日以降も熱中症には引き続き十分にご注意ください。

鴨川なお、9月に入って37℃を超えたのは過去130年以上で4日しかありませんので、さすがに37℃を超す猛暑の可能性は今度はかなり低くなってきます。仮に、24日に37℃を超えず、このまま36℃台での年間最高気温となると、近年では2011年の36.9℃に以来の、久しぶりの37℃以上を観測しなかった年となります。猛烈な暑さもそろそろ終わり、目先の暑さを乗り切れば、夏にも陰りが見えてくるかもしれません。

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ガイドのご紹介
吉村 晋弥(よしむら しんや)

気象予報士として10年以上。第5回京都検定にて回の最年少で1級に合格。8年ぶりに受験した第13回京都検定で再度1級に合格し「京都検定マイスター」となる。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。毎月第2水曜日にはKBS京都ラジオ「笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ」に出演中。「京ごよみ手帳 2017」監修。特技はお箏の演奏。

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