見ごろに入った常林寺の萩

常林寺
出町柳の常林寺の萩が見ごろに入りました。ただ、台風による影響が心配されます。

台風で倒れた柳まず台風18号。昨日のブログでも風の恐ろしさについて書きましたが、京都はいつも以上に「暴風」への警戒が必要です。京都盆地は基本的に風は吹きにくい場所ですが、南側は開けているため「南風」は例外です。京都地方気象台も「厳重な警戒」を呼びかけており、17日夕方以降は不要不急の外出は避けてください。特に鴨川沿いや、山のきわ、峠道、周りより高いビルの近くなどは、局地的に歩けないほどの風が吹く恐れがあります。

常林寺街路樹は倒れる恐れがあるほか、枝の落下も予想されます。ベランダの飛びやすい物は、17日昼までにかたずけるようにしてください。そして雨戸は閉めましょう。飛来物が来ると、ガラスが割れる危険があります。京都盆地は全般的に「強い風に慣れていない」ため、こういう場所こそ危ないといえます。「今回も大丈夫」とは思わず身を守ってください。風の圧力「風圧」は、「風速の2乗に比例する」という法則があります。つまり風速が2倍になれば、圧力は2×2で4倍となりますし、風速が3倍となれば圧力は3×3で9倍となるのです。風は急激に恐ろしさを増すため、決して侮らないでください。

常林寺さて、出町柳にある常林寺は「萩の寺」と呼ばれ、初秋には境内が紅白の萩に包まれ、風にそよぐ姿から本格的な秋が近いことを思わせてくれます。常林寺と春のオカメ桜で知られる長徳寺、子どもを背負った子育地蔵が微笑ましい正定院は、かつてこの付近を流れた砂川のそばにあったお寺として「砂川の三軒寺」と呼ばれました。現在は砂も川姿を消し、お寺もしっかりとした土地の上に立っています。萩は荒れた土壌でもよく育つという性質があり、かつては砂地だった常林寺が萩の寺となったのも自然の成り行きかもしれません。

常林寺境内の萩はそろそろ見ごろに入ってきています。赤紫色の萩は、萩の中でも紫色の一般的なミヤギノハギかと思いますが、こちらがすでに見ごろとなっています。常林寺の萩は、京都中でも全体的に早い方で、まだ近隣の萩の名所の梨木神社にまだ、あまり花がありません。ひと足早く秋を感じさせてくれるお寺です。なお白い種類の萩の方はまだ見ごろはこれからです。週末の台風で散ってしまわないかが気になりますが、また近況は報告できればと思います。

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ガイドのご紹介
吉村 晋弥(よしむら しんや)

気象予報士として10年以上。第5回京都検定にて回の最年少で1級に合格。8年ぶりに受験した第13回京都検定で再度1級に合格し「京都検定マイスター」となる。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。毎月第2水曜日にはKBS京都ラジオ「笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ」に出演中。「京ごよみ手帳 2017」監修。特技はお箏の演奏。

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