小倉山からの初日の出

小倉山からの初日の出
明けましておめでとうございます。2018年も京都旅屋をどうぞよろしくお願いいたします。今年の初日の出は小倉山から眺めることができました。大変素晴らしい光景でした。

小倉山からの眺め明けましておめでとうございます。本年も京都旅屋をよろしくお願いいたします。年々発展していくことに、ただただ感謝するばかりです。2018年も日々コツコツと積み重ねて行ければと思います。2017年の大晦日は2016年の取材をもとに、大晦日の散策を開催しました。多くの方にご参加いただきまして、ありがとうございました。大晦日は1年に1度の特別な夜。普段は感じることができない空気感と幻想的な京都の夜を感じていただけたのではと思います。

小倉山からの初日の出毎年、元旦は早起きをして初日の出を眺めに行っています。今年も天候に恵まれ、各地で美しい初日の出に出会えたことでしょう。私は、小倉山から初日の出を眺めてきました。小倉山は大堰川(桂川)を挟んで嵐山と対する山で、ふもとには二尊院や常寂光寺があり、小倉百人一首の名に繋がったり、小倉餡もこの小倉山の名から来ているとされます。平安時代には紅葉の名所として知られるようになり「小倉山 峰のもみぢ葉 心あらば 今ひとたびの みゆき待たなむ」の歌はよく知られています。

小倉山からの初日の出その小倉山への登山ルートはいくつかありますが、ルートの分岐が多く、夜間登山は土地勘が必要です(当然明かりはありません)。岩が露出して足場が悪く、落ち葉もあって滑りやすく、一歩間違うとケガをする道。嵐山公園亀山地区の最上部にある展望台からのルートが推奨ですが、公園の終わりからの分岐を間違えると遠回りになったりします。小倉山の展望台は公園の終わりから、右手側の岩の露出したルートになり、しばらく登ってからは木々の間から景色が覗けるフェンス沿いを登っていくと到着できます。山頂付近ではなく中腹にあるため、基本的には下見をしたうえで訪れてください。結構険しいため、自前の明かりしかない夜間にはくれぐれも足元にご注意を。明かりなしでは登らないほうがよい場所です。

小倉山からの初日の出さて、展望台では多くの方が夜明けを待っていました。桂川が眼下に望める最高のロケーション。7時を過ぎると次第に東の空が赤らみ、今か今かと期待が膨らみます。そしてついに東山から顔を出した2018年最初の朝日。太陽はすぐに低い雲に隠れましたが、ほどなく再び顔を出すと、強い光で京都の街を照らし始めました。今年で7年続けて初日の出を見続けていますが、今年がいちばんエネルギーがあったように感じます。

京都を照らす初日の出京都ナンバーワンの初日の出スポットは善峯寺だと思っていましたが、小倉山からも負けていません。京都の街を照らす太陽の輝きの強さに、ただただ感動しました。桂川も赤く染まって輝く光景は他の場所では見られないのではないでしょうか。大晦日の雨で少しもやがかかった京都が、柔らかい光に揺れる様子も幻想的。早朝登山の疲れも吹き飛ぶ素晴らしい光景でした。本年もよい年となるように力をもらえる、そんな2018年の初日の出でした。本年もどうぞよろしくお願いいたします。

ブログ未公開の情報を随時公開中!

  • Facebookのグループ機能を利用したページ内で、ブログでは未公開の写真や動画、私が眺めている日々の京都の風景や行事、天気の解説などを月額680円で公開中。詳細やお申込みはこちらから。運営をされているDMM経由のお申込みとなります。

散策・講座のお知らせ

散策・講座等のご依頼はこちらから!お気軽にご連絡ください。

ガイドのご紹介
吉村 晋弥(よしむら しんや)

気象予報士として10年以上。第5回京都検定にて回の最年少で1級に合格。8年ぶりに受験した第13回京都検定で再度1級に合格し「京都検定マイスター」となる。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。毎月第2水曜日にはKBS京都ラジオ「笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ」に出演中。「京ごよみ手帳 2018」監修。特技はお箏の演奏。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

PAGE TOP