山茶花の咲く神泉苑

神泉苑
神泉苑では、まだ山茶花が綺麗に咲いています。

神泉苑二条城の南にある神泉苑は、平安時代の天皇のプライベートなお庭として知られます。日照りが続いても水が枯れなかったことから、雨乞いの地や、疫病を鎮めるための祭礼が行われた場所ともなりました。神泉苑の水は二条城が築城された際にお堀の水となり、現在は往時よりは規模が小さくなりましたが、それでも現代人には十分な大きさの水辺が残されて、憩いの場として親しまれています。

神泉苑今の神泉苑は鳥にとっても憩いの場のようで、アヒルが放し飼いで飼われていたり、ハトが多い場所でもあります。ゴイサギの名が生まれた伝承がある地にふさわしく、サギも時々飛んできます。アヒルや鯉のエサが売っていますので、あげるとおこぼれを狙うハトやスズメも寄ってきます。

神泉苑山茶花の花も綺麗で、例年秋から見ごろとなりますが、今年はまだまだ綺麗です。梅の開花ペースが遅い分、冬の花も長持ちしているかもしれません。最近は御朱印を求める人も増えているようで、ひそかに人気も上がっているよう。お近くに行かれる際は訪れてみてください。

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ガイドのご紹介
吉村 晋弥(よしむら しんや)

気象予報士として10年以上。第5回京都検定にて回の最年少で1級に合格。8年ぶりに受験した第13回京都検定で再度1級に合格し「京都検定マイスター」となる。第14回京都検定1級(合格率2.2%)に最高得点で合格。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。毎月第2水曜日にはKBS京都ラジオ「笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ」に出演中。「京ごよみ手帳 2018」監修。特技はお箏の演奏。

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