毘沙門堂の早咲き桜

毘沙門堂 3月27日
山科の桜名所、毘沙門堂の境内は早咲き桜が見頃です。

毘沙門堂 3月27日毘沙門堂は山科の北部山沿いにある天台宗の門跡寺院です。秋の紅葉や春の桜が特に名高く、御所から移築をした宸殿内部には狩野益信が描いた襖絵が伝わり、逆遠近法などを用いた「動く襖絵」として有名です。お寺への道が狭いため大型バスが直接入ることができないため、春秋でも、比較的空いているのが特徴です。

毘沙門堂 3月27日境内は桜や紅葉が美しいことでも知られ、人気があります。特に宸殿の前にある樹齢百有余年という立派な枝垂れ桜は「般若桜」と呼ばれ、遅咲きの桜です。満開となるのはまだ先ですが、境内には早咲きの桜もあります。門前の木々の中にはイトザクラ(しだれ桜)が咲き、本堂の脇にも早咲きの桜が満開でした(27日時点)。

毘沙門堂 3月27日ソメイヨシノはまだつぼみが多く、境内全体の見ごろはこれからですが、他所より少し遅れて来週後半には境内のほとんどの桜が見ごろになてくるのではないでしょうか。メインの桜は遅咲きですが、早咲きの桜も十分に綺麗です。また毘沙門堂へ向かう途中の山科疏水はソメイヨシノと菜の花の取り合わせが見事なことで知られます。ソメイヨシノは27日で三分咲き程度。菜の花は今年は遅いものの、甘い香りが漂っていました。こちらも来週にはピークを迎えそうです。

毘沙門堂 3月27日
毘沙門堂 3月27日
山科疏水 3月27日

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ガイドのご紹介
吉村 晋弥(よしむら しんや)

気象予報士として10年以上。第5回京都検定にて回の最年少で1級に合格。8年ぶりに受験した第13回京都検定で再度1級に合格し「京都検定マイスター」となる。第14回京都検定1級(合格率2.2%)に最高得点で合格。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。毎月第2水曜日にはKBS京都ラジオ「笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ」に出演中。「京ごよみ手帳 2018」監修。特技はお箏の演奏。

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