吉田神社の夏越大祓

吉田神社 夏越大祭
6月30日に吉田神社夏越大祓が行われました。

吉田神社 夏越大祭吉田神社は吉田山に祀られた神社で、平安京の鬼門除けとして藤原氏の氏神である春日神を祭神として平安時代に創建されました。山全体が神聖な雰囲気を持つ空間である一方、有名なカフェや眺望に優れた場所、断層に伴う急峻な場所もあるなど、様々な表情を見せるなかなか面白い界隈です。神社の歴史もたいへん興味深いものがありますが、現在は2月の節分行事がよく知られています。

吉田神社 夏越大祭6月30日の夏越大祓も地元の方で多い賑わう行事です。神事は16時から始まりますが、少し早めに訪れると「人形(ひとがた)」をいただけます。人形に自分の名前と数え年を書いて、息を吹きかけて体を撫でて厄を移したあと、社務所に奉納すると、神事の中で焼納していただけるのです。

吉田神社 夏越大祭今年は雷鳴が鳴り響き、時折雨が強まる中で、予定通りに神事が始まりました。吉田神社の御祭神には健御賀豆知命(たけみかづちのみこと)がおられ、雷神としても知れますが、雷鳴で小さな子供が泣き出したりと、なかなか恐ろしいものがありました。神事はまず拝殿前の建物で行われ、参列者も大祓詞(おおはらえのことば)を唱え、続いて鳥居の外で神職さんにより人形(ひとがた)の焼納が行われます。

吉田神社 夏越大祭そして、茅の輪くぐりが行われます。神職の皆様を先頭にして一般の参列者が後に続きますが、その人数が多く、例年約1000人にも及ぶそう。確かにそれくらい来られていてもおかしくないほどの大人数で、境内をいっぱいに使って大きな円を描くように茅の輪をくぐっていきます。雷雨でもこれだけの人がやってくるのは、茅の輪くぐりが京都の人々に大いに親しまれている証だと感じます。茅の輪くぐり終わると、茅萱(ちがや)が授与され、皆さん持ち帰って行かれました。お守りとしてミニ茅の輪を作るためです。こうして終了した夏越大祓。機会がありましたら、訪れてみてください。

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ガイドのご紹介
吉村 晋弥(よしむら しんや)

第14回京都検定1級(合格率2.2%)に最高得点で合格。気象予報士として10年以上。第5回京都検定にて回の最年少で1級に合格。8年ぶりに受験した第13回京都検定で再度1級に合格し「京都検定マイスター」となる。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。毎月第2水曜日にはKBS京都ラジオ「笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ」に出演中。「京ごよみ手帳 2018」監修。特技はお箏の演奏。

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