ベトナム刺繍で新調された太子山の胴懸

太子山
今年の祇園祭の話題のひとつが太子山の胴懸(どうかけ)の新調です。大変美しい色彩をぜひご覧ください。

太子山太子山は、油小路通仏光寺下るにある山で、聖徳太子が乗り、真松ではなく杉を立てるのが特徴です。その胴懸2面が新調され、今年お披露目となりました。ベトナムで制作されたのが特徴で、企画から6年がかりで完成したそう。その美しい色彩は必見です。室内と外の光線の違いでも見え方が変わるそうで、巡行の日も楽しみです。宵飾りではクジャクの胴懸は鳥の姿が見えにくいですが、もう一つの生命の樹のほうは見やすいでしょう。67羽もの鳥が刺繍されています。

太子山太子山は知恵授けのご利益もあり、知恵のお守りが珍しいです。また、今年は粽が早々に売り切れているところが多く、配布量が例年の3割減とのこと。チマキザサの原材料不足と、粽に仕立てる人手不足だそうで、この先も深刻な問題になって行きそうな気配があります。粽を手に入れるのは今年は難しいかもしれません。当日分を分けて配布する山鉾もありますので、すぐに買われるとよいでしょう。

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ガイドのご紹介
吉村 晋弥(よしむら しんや)

第14回京都検定1級(合格率2.2%)に最高得点で合格。気象予報士として10年以上。第5回京都検定にて回の最年少で1級に合格。8年ぶりに受験した第13回京都検定で再度1級に合格し「京都検定マイスター」となる。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。毎月第2水曜日にはKBS京都ラジオ「笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ」に出演中。「京ごよみ手帳 2018」監修。特技はお箏の演奏。

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