大将軍八神社 天門祭の宵宮 おろち餅

大将軍八神社 おろち餅
10月20日に大将軍八神社の天門祭の宵宮が行われ、16時からの「おろち餅」を見てきました。

大将軍八神社 おろち餅大将軍八神社は、都の西を守り方角を司る陰陽道の神「大将軍」を祀る神社で、方除けのご利益で信仰されています。大将軍は3年ごとに存在する方角を変え、その方角は万事に凶とされ恐れられていました。ただ、四季の土用の期間はその方角を離れるとされており(遊行日)、救いもあったりします。現在はスサノオノミコトを主祭神としてお祀りし、門前の一条通に沿った商店街は妖怪ストリートとしても有名になって、天門祭(例祭)の宵宮では妖怪行列も行われています。

大将軍八神社 おろち餅の尻尾さて「おろち餅」は、祭神のスサノオノミコトがヤマタノオロチを退治した伝説にちなむもので、神社の出口には上手に作られたヤマタノオロチの姿(発泡スチロール製か)があり、そこから大蛇の胴体に見立てたお餅を長く長く紙屋川付近まで70mほど伸ばして尻尾に繋ぎます。お餅の前には地元の方がずらりと並んで、準備が整うう神職さんが「えい、えい、えい!」とヤマタノオロチを斬る所作をしたを合図に、皆で大蛇のお餅を握って分断し、袋に入れて持ち帰るという面白い行事です。

大将軍八神社 おろち餅時間は16時からとなっていますが、お餅はつきたてを用意するためか、なかなか尻尾までのお餅が届きません。その間、地元の方はじっと待っているわけですが、こうしたゆったりしたところもお祭りらしくてよいですね。辺りでは、待ち時間にも楽しんでいただくためか太鼓が軽快なリズムで叩かれていて、時には激しく、リズミカルな演奏を響かせていました。

妖怪ということで、実際に大蛇が「斬られた」のは16時半頃になってから。4年前に見に来た時も同じ様子でしたので、例年こうなのかもしれません。ようやく準備が整うと神職さんが「えい、えい、えい!」と各所で大蛇の餅を斬る動きをされ、皆さんがお餅を切り取っていかれました。特に子どもたちは楽しそうに餅を刻んでいたのが印象的です。夜には妖怪行列が行われるとあって、辺りにはこの時間から特殊メイクやお面などで妖怪やその類に変装した人たちがウロウロ。若者が多く、特に女性が多いのが特徴的です。正統派の妖怪は少なく、コスプレがメインのようでした。

散策・講座のお知らせ

散策・講座等のご依頼はこちらから!お気軽にご連絡ください。

ガイドのご紹介
吉村 晋弥(よしむら しんや)

第14回京都検定1級(合格率2.2%)に最高得点で合格。気象予報士として10年以上。第5回京都検定にて回の最年少で1級に合格。8年ぶりに受験した第13回京都検定で再度1級に合格し「京都検定マイスター」となる。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。毎月第2水曜日にはKBS京都ラジオ「笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ」に出演中。「京ごよみ手帳」監修。特技はお箏の演奏。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です