姿が変わってしまった大将軍神社の大イチョウ

大将軍神社 大イチョウ
昨年来の台風で境内の建物や樹木が大きな被害を受けた、三条の大将軍神社。先日訪れると、樹齢800年の大イチョウ(銀杏)は、ほとんど葉が無くなってしまう無残な姿となっていました。

大将軍神社昨年10月の台風21号で倒木によって稲荷社が倒壊し、その再建途中の今年8月、台風20号によって今度も倒木によって拝殿が倒壊してしまいました。さらに9月の台風21号でも強い風を受けて、境内の象徴でもある大イチョウも枝が折れるなどの被害が出ました。人的被害がなかったのが不幸中の幸いですが、続く被害に神社の関係者の心中は察するに余りあります。

大将軍神社 拝殿跡境内でひときわ目を引く大イチョウは樹齢800年と伝わります。平安末期に源頼政が退治した鵺(ぬえ)は、大将軍神社の森に生息していたと伝わり、そうした伝説をほうふつとさせる大木でした。例年の晩秋には本殿の横は散ったイチョウの葉で黄色に染まり、さらには他の木々の落ち葉も境内にはあふれて、まさに京都市街地の落葉神社と言える光景でした。

大将軍神社私も毎年訪れるのを楽しみにしていたのですが、昨年来の台風で主だった木は倒れるか伐られてしまい、樹齢800年の大イチョウもほとんど葉が無くなってしまうほど伐られていました。木の命を守るための強力な剪定なのでしょうか。あまりに無残な光景に大変ショックを受けました。神社の方も断腸の思いだったに違いありません。かつて鵺(ぬえ)が棲んだといわれる森は、ほとんど姿を消してしまいました。今後、また木々が成長をするまでには長い時間がかかるのだと感じますが、勝手ながら見守っていきたいと思います。拝殿などの再建に向け少しでも寄付が集まってくれたらと思います。

「京ごよみ手帳2019」訂正のお知らせ

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ガイドのご紹介
吉村 晋弥(よしむら しんや)

第14回京都検定1級(合格率2.2%)に最高得点で合格。気象予報士として10年以上。第5回京都検定にて回の最年少で1級に合格。8年ぶりに受験した第13回京都検定で再度1級に合格し「京都検定マイスター」となる。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。毎月第2水曜日にはKBS京都ラジオ「笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ」に出演中。「京ごよみ手帳」監修。特技はお箏の演奏。

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