雨上がりの鴨川

鴨川
先日、雨上がりのタイミングで出町柳の鴨川を通りかかりました。

鴨川雨上がりの出町柳。短い時間でしたが遠くに虹が架かりました(写真はうまく撮れていませんが)。11月から12月はじめの京都は虹が出やすい季節です。今年は暖かく、12月の後半になっても雨が雪には変わらないまま虹が見られる機会が多くなっています。京都府は、沖縄県・千葉県と並んで、1000mをこえる山がひとつも無いために、日本海側からの雨雲や雪雲が入りこみやすく、北山時雨に代表される、初冬の風情が作り出されています。遠くの山に虹かかると思い出すのが「むら雲の 絶え間の空に 虹立ちて 時雨過ぎぬる をちの山の端」という藤原定家の歌。「をち」は「遠く」という意味です。

鴨川そろそろ本格的な冬に入って雨は雪へと変わるため、虹も出にくくなってきます。なお、虹は太陽の高さが低くないと出ませんので、再び雪が雨に変わる春になっても、太陽が高くなっているために、秋ほどは虹が出ません。いよいよ本格的な冬も目前で虹のチャンスは少なくなってきますが、雨が降って太陽が出ている時は、ぜひ空を探してみてください。

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「京ごよみ手帳2019」訂正のお知らせ

・P39の三十三間堂「楊枝のお加持と大的大会」の日程が1月14日となっていますが、正しくは「1月13日」です。
・P225の「京都御所」のデータで、2番の休みは「月曜(祝日の場合は翌日)・年末年始・臨時休あり」です。
ご迷惑をおかけいたします。

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ガイドのご紹介
吉村 晋弥(よしむら しんや)

第14回京都検定1級(合格率2.2%)に最高得点で合格。気象予報士として10年以上。第5回京都検定にて回の最年少で1級に合格。8年ぶりに受験した第13回京都検定で再度1級に合格し「京都検定マイスター」となる。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。毎月第2水曜日にはKBS京都ラジオ「笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ」に出演中。「京ごよみ手帳」監修。特技はお箏の演奏。

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