東福寺 霊雲院の静かなお庭

東福寺 霊雲院
先日、東福寺の塔頭の霊雲院を訪れました。

東福寺 霊雲院東福寺には常時拝観できる場所がいくつかありますが、その中でも霊雲院は静かにお庭を眺められる場所でしょう。ただ、最近は境内の工事の影響で不定休となっており、お休みの時も多く、開いていたらぜひお立ち寄りください。拝観料は500円で、12歳以下の拝観は不可となっていますのでご注意ください。霊雲院は最も人が少ない場所だと思います。時には他に誰もいない空間で、静寂の中に聞こえてくる音に耳を傾けることができます。お庭は、九山八海の庭と臥雲の庭が繋がりながら配置されていて、写真の印象よりもずっと広がりのあるお庭。室内から眺めてもよく、縁側から眺めるのもよいでしょう。

東福寺 霊雲院 遺愛石庭園中央に大切に置かれている石は「遺愛石」と呼ばれています。霊雲院第七世の住職であった湘雪和尚は熊本の出身で、藩主の細川忠利と子の光尚は湘雪和尚に深く帰依していました。湘雪和尚が霊雲院の住職になる際に細川家は五百石を送ろうとしますが、和尚は禄が高いのは禅の修行に邪魔だとして辞退し、代わりに「庭上の貴石」を賜って寺宝としたいと申し出ます。それがこの遺愛石。台座もその時に送られたものとのこと。

東福寺 霊雲院 臥雲の庭その後荒れていたお庭も、昭和の時代に重森三玲によって再整備されました。西側の庭園は「臥雲の庭」と呼ばれ、西日に照らされる雲をイメージした赤っぽい砂が敷かれた部分が印象的です。個性的な枯山水を眺めながら、ぜひゆっくりと時を過ごしてみてください。

「京ごよみ手帳2019」訂正のお知らせ

・P39の三十三間堂「楊枝のお加持と大的大会」の日程が1月14日となっていますが、正しくは「1月13日」です。
・P225の「京都御所」のデータで、2番の休みは「月曜(祝日の場合は翌日)・年末年始・臨時休あり」です。
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ガイドのご紹介
吉村 晋弥(よしむら しんや)

第14回京都検定1級(合格率2.2%)に最高得点で合格。気象予報士として10年以上。第5回京都検定にて回の最年少で1級に合格。8年ぶりに受験した第13回京都検定で再度1級に合格し「京都検定マイスター」となる。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。毎月第2水曜日にはKBS京都ラジオ「笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ」に出演中。「京ごよみ手帳」監修。特技はお箏の演奏。

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