大豊神社のしだれ梅と椿を飾ったねずみの像

大豊神社
哲学の道から行ける大豊神社のしだれ梅が綺麗でした。椿を飾ったねずみの像もあります。

大豊神社哲学の道沿いには3月21日から公開が始まった霊鑑寺や、4月1日~7日に公開される法然院など、椿で有名なお寺がいくつもあり、散策をしていると藪椿も見かけます。大豊神社は四季折々の花の宝庫で椿も美しい神社です。参道や境内にいつも何かしらの花がある印象で、20日に訪れた時には、本殿前のしだれ梅が綺麗に咲いていました。桜はまだこれからです。このしだれ梅は樹齢が250年~300年といわれる古木で、幹は細いながらもくねりながら上へと伸びる様子に年月を感じます。

大豊神社また、境内は椿も見頃です。本殿後ろの山は椿ヶ峰で神社もかつて椿ヶ峰天神と呼ばれていました。この辺りは古くから椿の名所として知られ、山もそこから名付けられたのかもしれませんね。いずれにしても哲学の道沿いは椿の美しい社寺が多くあります。大豊神社といえば、狛犬ならぬ狛ねずみが有名です。そして今の時期には可愛らしく椿の花飾りをつけた姿が恒例となっています。この姿は神社公認のようで、神社にも写真が飾られています。椿の花は毎回訪れるたびに変わっているので、置いているのは観光客かもしれません。また中には椿のない写真を撮りたい方もおられるため、椿が除けられている時もあります。

大豊神社狛ねずみは大国主命(オオクニヌシノミコト)を祀る大国社の前に鎮座しています。神話によると、大国主が若かりし日(オホアナムヂと呼ばれていた頃)にスサノオの命で野原へ矢を探しに行った時、野に火を放たれて、大国主はピンチに至ります。そこにネズミが現れて「内はホラホラ 外はスブスブ(内側は空洞で、出入り口は狭い)」と、地面の下の空洞を示唆し、その意味を理解して空洞に入った大国主は無事に炎をやり過ごすことが出来ました。しかもネズミは探していた矢まで見つけてきてくれたのです。このようないわれから、大国主とネズミは深いつながりを持っています。

大豊神社向って左の狛ねずみが持つ玉のようなものは、子宝や長寿を表す水の器。「ねずみ算」でもネズミの子の多さは知られています。向って右の狛ねずみは巻物を持ち、学問を表わしています。恐らく神話に出てくるような、ネズミの機転・智恵から来ているのでしょう。哲学の道といえばこれから桜見物で賑わいますが、椿もたいへん魅力的です。ぜひ、足を延ばしてみて下さい。

大豊神社
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吉村 晋弥(よしむら しんや)

第15回・第14回京都検定1級(合格率2.2%)に2年連続の最高得点で合格。気象予報士として10年以上。京都検定マイスター。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。毎月第2水曜日にはKBS京都ラジオ「笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ」に出演中。「京ごよみ手帳」監修。特技はお箏の演奏。

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