24日の後祭の山鉾巡行に続き、2年振りに花傘巡行が行われました。
花傘巡行は、昭和41年、それまで24日に行われていた山鉾巡行の後祭(あとのまつり)が17日に統合されたのをきっかけに、それに代わるものとして始まりました。その名の通り花傘が各所に登場し、子どもや女性を中心とした約千人もの人が参列するという華やかな行列です。山鉾巡行に神輿が出る前に街を清める露払いの意味合いがあるように、花傘巡行にも還幸祭を前に花傘でもって厄を払うという目的があります。2014年以降は後祭の山鉾巡行が復活したため、祭り本来の意義は無くなっていますが、半世紀以上親しまれ、多くの子供や綺麗どころが参加する行事として人気が高く、現在も続けられています。
2018年は猛烈な暑さだったため、安全を考えて花傘巡行自体が中止となりました。残念でしたが子どもも多い行事のため致し方なかったでしょう。2019年は暑い日となりましたが、予定通り無事に行われました。2年振りの巡行とあって、昨年の巡行に参加予定だった祇園東と先斗町に祇園甲部と宮川町も加わっての巡行となりました。やはり華やかな行列で、多くの方の目を楽しませてくれたと思います。今後とも長く続いていってくれたらと思います。
「京ごよみ手帳2019」訂正のお知らせ
・P39の三十三間堂「楊枝のお加持と大的大会」の日程が1月14日となっていますが、正しくは「1月13日」です。
・P225の「京都御所」のデータで、2番の休みは「月曜(祝日の場合は翌日)・年末年始・臨時休あり」です。
ご迷惑をおかけいたします。
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ガイドのご紹介
吉村 晋弥(よしむら しんや)
第15回・第14回京都検定1級(合格率2.2%)に2年連続の最高得点で合格。気象予報士として10年以上。京都検定マイスター。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。毎月第2水曜日にはKBS京都ラジオ「笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ」に出演中。「京ごよみ手帳」監修。特技はお箏の演奏。