雨の円山公園

雨の円山公園
先日、雨の日に円山公園(まるやまこうえん)を訪れました。

雨の円山公園円山公園は緑が美しく東山の山並みも綺麗に見える場所です。開園は明治19年で京都で最も古い公園ですが、現在の庭園は大正時代に武田五一が設計しなおし、7代目小川治兵衛の手によって作庭されました。なかなかすごいタッグです。7代目小川治兵衛は、平安神宮や南禅寺界隈の別荘群の庭園を作庭したことでも知られ、その多くが有料か非公開ですので、こうしていつでも自由に散策を出来るのは貴重な場所かもしれません。

雨の円山公園8万6千平米はあるという広い園内は、春は祇園しだれ桜(一重白彼岸枝垂れ桜)を中心に数多くの桜が植わり、秋の紅葉も見事。春の終わりにはツツジも綺麗です。夏の時期は緑に包まれて、木陰は涼しさも感じるでしょう。南は「ねねの道」、北は知恩院、西には八坂神社があり、それぞれを結ぶ公園として観光客も多く訪れます。

円山公園の滝園内の東(山側)には滝があり、夏の時期には滝の周辺は渓流の雰囲気も漂い、水辺らしく清涼な空気で迎えてくれます。秋には一帯は紅葉の隠れ名所ともなります。この滝の水は地下水だそうで、流れているときのその豊富な水量には驚かされます。ひょうたん池と呼ばれるしだれ桜の近くの池に向かって流れていきます。この滝は不定期で水が止まるようですので、流れていないこともあるかと思います。雨の日に歩く園内は木々の生命力がみなぎっているような気もしました。その風景は写真でご覧下さい。

雨の円山公園
雨の円山公園
雨の円山公園

「京ごよみ手帳2019」訂正のお知らせ

・P39の三十三間堂「楊枝のお加持と大的大会」の日程が1月14日となっていますが、正しくは「1月13日」です。
・P225の「京都御所」のデータで、2番の休みは「月曜(祝日の場合は翌日)・年末年始・臨時休あり」です。
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ガイドのご紹介
吉村 晋弥(よしむら しんや)

第15回・第14回京都検定1級(合格率2.2%)に2年連続の最高得点で合格。気象予報士として10年以上。京都検定マイスター。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。毎月第2水曜日にはKBS京都ラジオ「笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ」に出演中。「京ごよみ手帳」監修。特技はお箏の演奏。

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