台風19号は、12日夕方~夜に静岡県東部から神奈川県に方面に、記録的な勢力で上陸する予想です。
連日このブログでも台風について書いています。それだけ私の中でも危機感があります。上陸時の気圧は「945hPa」が見込まれており、非常に強い勢力で上陸する予想。過去最低気圧は、御前崎(1932年~)が952.6hPa、石廊崎(1939年~)が948.0hPa、静岡(1940年~)と網代(1937年~)が961.0hPa、横浜(1896年~)は953.8hPa、東京(1875年~)は952.7hPaという数字で、静岡・関東に向かう台風としては歴代でも最強クラスです。特に関東では最悪コースで暴風・大雨・高潮のいずれも危険です。一方で台風から離れている場所でも風が強く、京都でも12日午後から夜にかけて北風が強まります。特に夕方~夜の初めは厳重な警戒が必要です。外出はしないでください。
雨については静岡や関東は狩野川台風に匹敵する記録的な雨量となる恐れもあり、台風の中心が近づく前にすでに大雨による河川の氾濫や土砂災害などの甚大な被害が発生している可能性も大いにあります。そこへ記録的な暴風となれば、時中の避難はほぼ不可能です。浸水危険エリアや山崖沿いの方は、12日の早い時間で避難を終えて下さい。命を守る行動をお願いいたします。大雨や暴風は東北や北陸でも大いに心配で、竜巻やダウンバーストといった激しい現象の起こる恐れもあります。高潮も心配です。台風の中心から距離がある場所でも決して油断をせず、身の安全を確保して下さい。
雨雲レーダーなどの気象情報は民間のサイトでも見れますが、気象庁のサイトは土砂災害、浸水害、洪水の危険度情報も見られます。上部のタブを切り替えて、情報をご確認下さい。河川の水位は「川の防災情報」があります。10分水位で見て下さい。ともかくも早めの避難が肝要です。本当に記録的な台風で、数多くの死者が出てしまっても不思議ではありません。少しでも被害が小さくなることを心から願っています。
散策・講座のお知らせ
※散策・講座等のご依頼はこちらから!お気軽にご連絡ください。
- 【今のところ開催予定】10月13日(日)18時~20時15分頃
粟田祭の夜渡り神事!華やかに巡行する”京のねぶた”と夜の祇園散歩 - 【受付中!】10月16日(水)11時30分~15時頃
京都屈指の絶景を望む!秋明菊が彩る秋の善峯寺と三鈷寺 - 【受付中!】10月18日(金)13時~15時45分頃
見渡す限り咲き誇る亀岡の夢コスモス園と西国霊場の穴太寺へ - 【まいまい京都さんで受付中!】10月14日(月・祝)9時~12時頃
【八瀬】天皇の柩を担ぐ古よりの民、八瀬童子が暮らす山間の集落へ - 【まいまい京都さんで受付中!】10月14日(月・祝)14時~17時頃
【曼殊院】桂離宮の美学が息づく名刹、宮廷の風雅を詰め込んだ庭園と建築美 - 【まいまい京都さんで受付中!】10月19日(土)9時30分~12時頃 ※吉村の収益は全額寄付します
【花折断層】気象予報士とたどる、住宅地に潜む花折断層 - 【まいまい京都さんで受付中!】10月30日(水)9時30分~12時頃
【御所】歴代天皇が住まわれた「御所」、宮廷文化の粋をめぐる - 神戸新聞カルチャーで受付中!
知られざる丹後丹波の物語 - NHK文化センター京都教室で受付中!
京都の魅力を徹底解説!プロガイドが教える京の歳時記 ~秋の紅葉、春の桜~ - NHK文化センター神戸教室で受付中!
旬の京都を再発見!プロガイドと歩く散歩道 ~古都の秋を楽しむ~ - 講座資料を販売中!
京都講座の過去資料を販売しています。
ガイドのご紹介
吉村 晋弥(よしむら しんや)
第15回・第14回京都検定1級(合格率2.2%)に2年連続の最高得点で合格。気象予報士として10年以上。京都検定マイスター。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。毎月第2水曜日にはKBS京都ラジオ「笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ」に出演中。「京ごよみ手帳」監修。特技はお箏の演奏。